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仙台国際日記

仙台国際日本語学校の日々をお伝えします。

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2012.12
28
SN3S0214.jpg

12/29(土)~1/6(日)の期間、校舎を閉鎖致します。
この間の当校へのお問い合わせは学校HP問い合わせフォーム
もしくはEメールsjls@sjls.jpまでお願い致します。

学生のみなさんは、休み中に事故にあったりケガをしないようにくれぐれも気をつけてください。
年末年始は病院もお休みになります。

もし、病気やケガをした場合は、仙台市急患センターに行ってください。

また、何か問題があった場合は担任の先生に連絡してください。
大きい地震が来たら、近くの小・中学校に避難し、周りの人と助け合ってください。

授業は1/8(火)から始まります。
日にちや持ち物を間違わないようご注意ください。

今年もたくさんの方からご支援をいただき、本当にありがとうございました。
2013年も仙台国際日本語学校をよろしくお願いいたします。


(N)


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2012.12
25
12/21(金)

当校は12/22(土)から年明け1/7(月)まで冬休みです。
そこで、この期間の過ごし方について指導しました。

ありがたいお言葉

午後クラスに籍を置く約50人の学生のほとんどは、日本で迎える初めての冬。
日本に来て初めて雪を見たという人もいます。
そのため、防寒対策から各公共機関のお正月休みにいたるまで、話しておくべきことはたくさんあるんです。

                    ・
                    ・
                    ・

それらが一段落すると、K長先生のお話は人生論に発展しました。
日本語初級の学生が相手ですが、さすがはこの道20年。
終了後、拍手が沸き起こりました。

                    ・
                    ・
                    ・

クリスマスの歌①クリスマスの歌②

そしてこの時間の最後は、この4人からクリスマスの歌のプレゼントです。

手拍子

アコーディオンの音色と伸びやかな歌声に誘われたのでしょうか。
始めはただ聴いているだけだった学生たちも次々に加わり、最終的には大合唱になりました。
Sルヴィーさん、Pールさん、Tボーさん、Sルビアさん、ありがとうございました。

それでは皆さん、良い冬休みを。
宿題を忘れないでくださいね。


(セ)


2012.12
22
12/21(金)

今年の7月に、当校では初めて行われた「留学生のための防災・防犯教室
年内最後の登校日であるこの日、10月期入学生に対して、その第2回目が開かれました。

婦警さんによる指導

内容は前回と同じく交通ルール、災害時の対応、防犯対策などについて。
日本語だけではなく実物を見せながら、またジェスチャーや演技も交えて指導してくださいました。

資料

とはいえ、まだ日本へ来たばかりの学生たちは、その全てを理解できるほど日本語が上達していません。
補助資料として英語、中国語、ベトナム語の訳つきの冊子もいただきました。
また、当校の教師が婦警さんの日本語を、さらにやさしい日本語にして説明するなどして対応しました。

セーフティライト

そして最後には、自転車に取り付けるLEDライトを一人に一つずついただきました。
仙台中央警察署の皆様、お忙しい中ありがとうございました。

学生のみなさん、日本のルールを守って、また防災・防犯の意識を持って楽しい留学生活を送りましょう。


(セ)


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2012.12
21
12/13(木)、20(木)

早いもので、今年ももうすぐ終わります。
街は赤と緑のとイルミネーションで彩られていますが、最近の午後クラスのiタイムはその先のお正月ムード一色。
クリスマスパーティーもいいですが、せっかく日本へ来たんだから「ならでは」を味わわなきゃ損です。
6日にはをかるた作って遊びましたが、今週は…

すごろく

すごろくです。
でもこれ、普通のすごろくではなく、「日本語復習すごろく」なんです。
マスの中には今までに勉強した語彙や文型などが書かれています。
マスの外にはあの怪物たちが…

ルールは、
 さいころをふって、出た目の数だけこまを進め、止まったところに書いてある言葉を使って文を作る。
 間違ったり、意味がわからない場合はもとのところに戻る。
 正しいか正しくないかは、一緒に遊んでいるグループの人がチェックして決める。
 一番先にゴールした人が勝ち。

遊び中

それほど難しい言葉は使わなかったのですが、文を作るとなると意外とできないもの。
特に副詞や接続詞を苦手とする人が多くいました。
遊びながら復習できる、まさに一石二鳥の教材でした。
尚、作成にあたってはこちらを参考にさせていただきました。

十二支&年賀状の説明

また、先週13日には盛岡大学の実習生主導で年賀状作りにチャレンジ。
十二支や宛名の書き方などを丁寧に指導してくれました。

年賀状①年賀状②

完成したのがこちら。
来年の干支であるヘビのイラストがありますが、よく見ると右側のはコブラ。
私たちには考えつかない発想、恐れ入りました。

ご満悦

できあがった年賀状ですが、今回は郵送せず、身近な人に手渡すことにしました。
女子学生からもらった彼はこの表情。
家宝にしてください。

仙台国際日本語学校はテスト対策のみならず、お正月対策もバッチリです!


iタイム


(セ)


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2012.12
21
ひさしぶりにやってまいりましたこの企画。
中級の日本語文法(機能語)を落語のスタイルで学ぼうということで、これまで3回やってみました。

中級文法の教科書や問題集の例文だけでは、その文法項目を使用する場面・状況がつかみにくい。
かといって、総合教科書の本文(読解文)では、なんだか不自然だったりする。
なにより内容があまり面白くない。
ということで、
 ①内容がおもしろく、
 ②ほぼ理解可能な語彙で書かれていて、
 ③学習した文法項目を扱っている教材があればいいなあ
ということで実験的に始めました。
ただ、これを教材にして教えたということではなく、教科書で教えた後、復習として読ませました。
今回のは読み物になっていて、けっこう長いのですが、速い学生だと10分ぐらいで読み終えていました。
感想は、「おもしろい」、「昔のドラマみたい」、「う~ん…」(はっきり「つまらない」とは言えないようです)など。
ですが、ほとんどの学生が最後まで集中して読んでいました。

***********************************

~てしょうがない ~てならない ~っこない ~ようがない
~得る ~おそれがある ~かねる ~がたい
~をきっかけに ~を契機に ~を通じて ~をこめて
~に加えて ~うえに ~はもちろん ~のみならず

***********************************

クリスマスケーキ

「はぁ。今年も売れなかったなぁ」
ケーキ屋の店長、和田(わだ)実(まこと)は、夜10時に店のシャッターを下(お)ろした。外はクリスマスらしく、雪が降っている。普段(ふだん)の閉店時間は7時だが、今日は12月24日、クリスマス・イブなので、特別(とくべつ)長く店を開けているのだ。

3年前にこの町にやってきて、小さなケーキ屋(や)を建(た)てた。決(けっ)して味(あじ)は悪(わる)くないが、和田(わだ)は人と付(つ)き合うのが苦手(にがて)で、愛想(あいそ)がない。お客さんが来ても、こわい顔(かお)をしているうえに、言葉遣(づか)いもあまり丁寧(ていねい)じゃないので、また買いに来てくれる客は少ない。お金があれば、接客(せっきゃく)の上手な店員を雇(やと)えるのに、ケーキを作るのも売るのも全部(ぜんぶ)一人でやるものだから、うまくいかない。だんだんケーキも適当(てきとう)に作るようになって、店も汚(よご)れて、味(あじ)も落(お)ちた。ついに店がつぶれてしまうおそれもあった。そして、今夜(こんや)もたくさんケーキが売れ残(のこ)った。
和田(わだ)が店の奥(おく)でイスに座(すわ)って、休んでいると、
「こんばんは。すみません。ケーキください」という声(こえ)が聞こえてきた。
見ると、店の入口のところに白いコートを着た10歳(さい)ぐらいの女の子が立っていた。あれ、シャッターを閉めたはずなのに、おかしいなあ。
「いらっしゃいませ。悪(わる)いけど、今日はもう閉店(へいてん)したよ」と言って店に出る。
「ケーキ、もうないの?」
「いや、ないことはないんだけど……。もう店も閉めたし、また明日来てもらえないかな」
「あるの。じゃ、ちょうだい」
「いや、あ、まあ。う~ん。しかたない。じゃ、ほら、一つ売ってやる。どれがいい?」
「売ってくれるの。わぁ、やったー! ……」
「ん? どうした?」
「おじさん。ケーキ、どれもきれいじゃない」
「そ、そうか? でも、どれも味(あじ)はいいんだ。おいしいぞ」
「ぜんぜんおいしそうじゃない!」
「なんだよ! もういい! せっかく親切に売ってやろうと思ったのに。そんなに言うなら、帰れ!帰れ!」
そう言ったと思ったら、その女の子はもう店の中にいなかった。
「なんだよ。腹(はら)立つなぁ」
しかし、そこまではっきり言われると、悔(くや)しくてしかたがない。次の日から、どうすれば、ケーキがきれいでおいしく見えるか研究(けんきゅう)を始めた。そして、だんだんきれいでおいしそうなケーキが作れるようになった。すると、少しずつお客さんが増(ふ)えてきた。

一年後、またクリスマスイブがやってきた。
営業(えいぎょう)時間が過(す)ぎて、店を閉め、和田(わだ)がイスに座(すわ)って、休んでいると、
「こんばんは。すみません。ケーキください」という声(こえ)が聞こえてきた。
見ると、店の中にあの女の子が立っていた。
「なんだ。今年も来たのか。どうだ。きれいだろ? おいしそうだろ?」
「うん。おいしそう」
「そうだろ。よし、今年こそは買って行ってくれ」
「でも、なんでこんなに店が汚(きたな)いの?」
「えっ!? そうか。まあいいじゃない」
「よくないよ。それに、そんなこわい顔(かお)してお客さんに『買って行ってくれ』だなんて言わないでよ。せっかくのクリスマスイブなのに、楽しい気分が台無(だいな)しじゃない」
「なに! きれいでおいしいケーキがあれば十分(じゅうぶん)だろ。文句(もんく)言うな!」
「そんなことないよ。お客さんにとっては、そういうことも大切なの」
「もういい! 帰れ! 帰れ!」
そう言うと、いつの間(ま)にか彼女の姿(すがた)は消(き)えていた。
次(つぎ)の日、できるだけ昨日のことを考(かんが)えないようにして過(す)ごしていたが、やはり何をしていてもそのことが思い出されてならない。結局(けっきょく)、それをきっかけに、和田(わだ)は店をせっせと掃除(そうじ)するようになった。そして、できるだけ笑顔(えがお)で、優(やさ)しく丁寧(ていねい)にお客さんに話すように努力(どりょく)した。そうしているうちに、味(あじ)はもちろんサービスもいいということで、店は評判(ひょうばん)になり、ますますお客さんが増(ふ)えた。

 そして、また一年が過(す)ぎ、クリスマスイブがやってきた。
 営業(えいぎょう)時間が過(す)ぎて、店を閉め、和田(わだ)がイスに座(すわ)って、じっと待っていると、「こんばんは。すみません。ケーキください」というあの声(こえ)が聞こえてきた。
「わあ、店がピカピカだあ」とうれしそうに驚(おどろ)いた。
「いらっしゃいませ。待ってたよ。今年はおかげさまで、ケーキはほとんど売り切れてしまったんだ。でも、お嬢(じょう)さんのために、特別(とくべつ)にケーキを用意(ようい)していたんだ」
「ほんと! うれしい!」女の子は目をキラキラ輝(かがや)かせて喜(よろこ)んだ。
そう言って、彼女に近(ちか)づくと、おかしなことに気がついた。
「えっ! 足がない!?」
「うん、そう。実(じつ)は、わたし幽霊(ゆうれい)なの」 
「君(きみ)が幽霊(ゆうれい)!? あり得(え)ない! 幽霊(ゆうれい)がケーキを買いに来るなんて。えっ、あ、でも……。そういえば、最初(さいしょ)に会ってから3年も経(た)つのに、全然(ぜんぜん)背(せ)も高くなっていない。……本当なの?」
「うん。そりゃあ、驚(おどろ)くよね。……ちょっと私の話、聞いてくれない?」
「い、いいよ」
「わたし、重(おも)い病気になって、このケーキ屋の向(む)かいにある病院に、長い間入院してたの。すごくケーキが好きだったんだけど、お医者(いしゃ)さんが甘(あま)いものを食べちゃだめって言うから、ずっと我慢(がまん)してた。だから、病院の窓(まど)からこのケーキ屋を見るたびに、『あの店に行ってケーキを好きなだけ買って、好きなだけ食べられたら幸(しあわ)せだろうなあ』って思ってた。でも、結局(けっきょく)、死(し)んじゃったの。ママもパパもいっぱい泣(な)いてくれた。死(し)んじゃったのはしょうがないよ。でも、死(し)ぬ前にお腹(なか)いっぱい、おいしいケーキが食べたかった。本当にくやしくてたまらないの。それで、毎年こうやってこの店にケーキを見に来てたんだ。ごめんなさい。わがままばかり言って。本当は幽霊(ゆうれい)だから食べられっこないんだけどさ。」
「信(しん)じがたいなあ。けど、そういうことだったのか……。実(じつ)は、私も君(きみ)に伝(つた)えたかったことがあるんだ。君(きみ)が店に来てくれたおかげで、この店は生まれ変(か)わった。それまでは、ケーキもおいしそうじゃないし、店も汚(きたな)いし、それに加(くわ)えて、店員も不親切だし。はっきり言って、どうしようもなかった。もうやめてしまおうと思っていたんだ。でも、君(きみ)の言葉で、またがんばることができた。そして、だんだんお客さんも増(ふ)えてきた。今年のクリスマスイブは、君(きみ)に『ありがとう』と伝(つた)えたかったんだ。そして、このケーキを君(きみ)にプレゼントしたかったんだ」
「いいの? わたし、食べられないんだよ」
「いいんだ。心をこめて作(つく)ったんだ。ねえ、今、何歳(なんさい)?」
「ええと、死(し)んだ時、10歳(さい)だったから、12歳(さい)かな」
「じゃ、12本」そう言って、12本のロウソクをケーキに立て、火をつけようとした。
その時、ガシャガシャガシャというシャッターをたたく音がした。
「すみません。開けてもらえませんか」という男の人の声(こえ)が聞こえてきた。
「だれだ。こんな時間に…。開けても大丈夫?」と女の子に聞いた。
「うん。大丈夫。おじさん以外(いがい)には私の姿(すがた)は見えないから」
和田(わだ)がシャッターを開けると、そこにメガネをかけた40歳ぐらいのスーツを来た男の人と、すらっとした上品(じょうひん)な女の人が立っていた。
「申(もう)し訳(わけ)ありませんが、もう閉店の時間で、ケーキも売り切れてしまいまして」
「すみません。閉まっているのはわかったんですが、電気がついていたので…。」と男の人が言った。
「本当にすみません」と女の人は謝(あやま)った。
その時、後ろにいた女の子が言った。
「ママ、パパ…」
「えっ!? この人が君(きみ)のお母さんとお父さん?」
女の子は小さくうなずいた。
「あのう、何か言いましたか?」
「いいえ。別(べつ)に何でもありません。それよりこんな時間にいらっしゃるなんて、何かあったんですか?」
父親(ちちおや)は少しだまった後、ゆっくりと話し出した。
「ええ、実(じつ)は、おととし娘(むすめ)を亡(な)くしまして。その病院の前を通(とお)ると、いつも娘(むすめ)のことを思い出すんです。今日、この道を通(とお)る時、娘(むすめ)が亡(な)くなる前においしいケーキを食べたいって言ってたのを思い出して。それで、妻(つま)と話して、クリスマスイブだから、仏壇(ぶつだん)にクリスマスケーキをお供(そな)えしようって。でも、もう売り切れなんですよね。しかたありませんね。すみません。失礼(しつれい)しました」
そう言って、二人は帰ろうとした。
「ちょ、ちょっと待ってください。あのう、このケーキでよかったら、さしあげます」
「えっ。いいんですか?」と父親(ちちおや)が言った。
「ええ、実(じつ)は、一個(いっこ)だけ売れ残(のこ)ったから、今から私が食べようと思ってたんです。でも、私はケーキ屋なので、いつでも食べられますし。どうぞ遠慮(えんりょ)せずに」
「本当ですか? ありがとうございます」と二人は深(ふか)く頭(あたま)を下(さ)げた。
「じゃ、今、箱(はこ)にお入れしますね」
「あの、すみません。おいくらでしょうか?」と母親(ははおや)が聞いた。
「いいえ、けっこうです。これは私から娘(むすめ)さんへのクリスマスプレゼントです」

二人は、箱(はこ)を大事(だいじ)に抱(かか)えながら、帰って行った。和田(わだ)と女の子も外に出て、その最後(さいご)のお客(きゃく)さんたちの背中(せなか)を見送(おく)った。
雪はまだ降り続いている。和田(わだ)は女の子に聞いた。
「これでよかった?」
「いいわけないでしょ! あーあ、結局(けっきょく)またケーキ食べられなかった。でも、ありがとう」
 彼女はほほ笑(え)んで、手を振(ふ)りながら空へと消(き)えて行った。和田(わだ)は「さよなら」とは言いかねて、ただ空に向(む)かって手を振(ふ)った。

次(つぎ)の年から彼女は店に現(あらわ)れなかった。和田(わだ)は、毎年クリスマスイブに店の前にケーキを飾(かざ)った。空から見えるぐらい大きな大きなケーキだ。やがて店はクリスマスのみならず、一年を通(つう)じてお客さんでにぎわうようになった。
ある日、店の前を通りがかったお客さんが和田に聞いた。
「こんなに大きなケーキを作るのに、お金がかかるんじゃない?」
「いやぁ、これだけ景気(けいき)が良くなったら、足が出てもしかたがありません」

(完)

**********************************************

え!? 何!?「~を契機(けいき)に」が入っていないって。
よく見てますねえ。いやいや、でも、ちゃんと入っているんですよ。
ほら、「12本のロウソクをケーキに立て、~」ってね。

おあとがよろしいようで
じゃなくて
メリークリスマス

(E)

2012.12
14
12/3(月)~12/14(金)

一昨年、昨年に続き、今年も盛岡大学日本語教員養成課程の学生が教育実習を行いました。

授業見学

実習期間は2週間。
前半の1週間は教材研究と授業見学が中心。
毎日が驚きと発見の連続で刺激的だったようですが、この頃はまだ余裕が感じられました。

緊張?

2週目に入ると、連日の実践授業。
日本語で日本語を教えることの難しさと、様々な背景を持つ学生を相手にすることの難しさに悪戦苦闘。
加えて教室の奥では担当教員が目を光らせているんですから、緊張しないわけがありません。

反省会

授業の前には寝る間を惜しんで書いた指導案を直され、授業の後には厳しい言葉を浴びせられ…。
時には涙を流したこともありました。
私たちのせめてもの償いが机上の缶コーヒーです。

授業

でもそんな日々に負けず、少しずつ成長。

仲良し雑談

学生たちとの触れ合いの中からも色々なことを吸収し、徐々に日本語教師らしくなっていきました。

お疲れ様でした

そして最終日にはこの笑顔。
実習期間の濃密さと、それをやりきった達成感の表れでしょう。
最後の反省会では「難しさの中にも楽しさを感じることができた」と話してくれました。
ちなみに後ろのホワイトボードに書かれているのは、当校の学生から実習生へのねぎらいとはなむけの言葉。
最後の授業終了後にお披露目したところ、とても喜んでくれました。

今回得たこと、感じたことは将来どんな仕事をするにせよ、貴重な財産となるはずです。
まずはそれを忘れないように、大学へ戻ってからのレポート作成、頑張ってください。
そして立派な社会人として、願わくば日本語教師として活躍できるように、一生懸命勉強してください。
お疲れ様でした。
※写真はこちらからもご覧いただけます。


(セ)


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2012.12
13
12/6(木)

今週の午後クラス(3~5クラス)のiタイムは、日本の伝統的な遊び「かるた」
もちろん作るところからです。
しかし、来日してから2~9カ月の学生たちは、かるたと聞いてもキョトン。
まずは例を見せて、ルールを理解させます。
それから各クラスのオリジナルかるた作成へと移りました。

作る上での注意点は以下の3点。
 ①絵札には先頭の「音」がひらがなが書いてあるが、カタカナや漢字で始まってもOK。また濁音、半濁音も可。
   例:お…オートラリア、か…学校、は…パーティーなど
 ②いわゆる「単語」だけはだめ。文にしたり修飾したりすればOK。
   例:り…りんご(×)りんごを食べます(○)、い…イタリア(×)イタリアのワイン(○)など
 ③絵札には極力文字は書かない。

そして、できあがったのがこちら。
写真に触れると、読みが表示されます。

ななつ ながい バナナ静かにしてください!水は生活するのに大切なものです
ときどきあたまがいいです日曜日、目が大きくなりましたわたしはかんじがぜんぜんわかりません
ポケットに犬がはいっています老人は走ることは無理ですねたまごが大きいので、はがかけます

う~ん、なかなか味があります。

   遊ぶ

作った後は、まずクラス内で、ちょっと飽きたら別のクラスとカードを交換して遊んでみました。
予想通り、いや予想以上に盛り上がりました。

かるたは遊びの要素と言葉の要素が混ざっているので、なかなかいいアクティビティでした。
また来年もやってみようと思います。
ひと足早くお正月気分を感じた今週のiタイムでした。


iタイム


(セ)


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2012.12
08
昨日(12/7)金曜日に、震度5弱の強い地震がありましたが、仙台国際日本語学校は無事でした。
地震発生時は、校舎には教職員7名と学生1名がおりました。
昨年の3月11日の地震による揺れほどではありませんでしたが、長く(2分ぐらい)揺れました。
落下した物もなく、本棚などもそのままでした。
電気や水道も使え、インターネットもつながっていました。
電話は通じにくくなっていましたが、すぐに手分けして学生に連絡をしました。

電話で安否確認の連絡をする一方で、学校のfacebookページとtwitterで、津波による被害を防ぐために、海や川に近付かないことを呼びかけました。
その際に、以下のような「やさしい日本語」による呼びかけをしました。

<参考:「やさしい日本語」(弘前大学)>

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仙台国際日本語学校【Sendai International School of Japanese】

・にほんごがっこうはだいじょうぶです。でんき、みず、でんわ、だいじょうぶです。みなさん、うみのちかくにいかないでください。つなみです。うみはあぶないです。アパートがあぶないとき、しょうがっこうにいってください。たべもの、みず、トイレ、があります。さむいですから、あたたかいふくをきてください。


・海(seaうみ)、川(riverかわ)は、つなみ(tsunami)で、あぶない(危険、dengerous)です。たかいところへいってください。にほんじんといっしょにいってください。

・だいじょうぶなひと(がくせい)は、「いいね(like)」をおして(push)してください。

・いま、せんせいが みんなに でんわしています。80%ぐらい でんわ できました。あとで せんせいが りょうに いきます。


***********************************************

1時間後には、約8割の学生と連絡がつき、その後、学生の寮を回るなどして、各自帰宅しました。
今朝(12月8日)には、全ての学生の安否が確認できました。

もう二度と起きてほしくないのですが、3・11の教訓は生かされています。


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2012.12
04
12/4(火)

初級クラスで「想像の動物」という読み物を扱いました。
龍、人形、ケンタウロス、河童、天狗などの架空の生き物が取り上げられています。
おもしろいテーマだけに、読んで設問を解いておしまい、ではもったいない。
そこから発展させ、各国の「想像の動物」を絵に描いて発表するというタスクをさせてみました。
動物というよりは妖怪に近いのですが、学生の作品の中からいくつかをご紹介します。
         レシュ

まずはポーランドのレシュ。
宮城国体のマスコット、ケヤッキーじゃありません。
森に住んでおり、身長は2メートルぐらい。
人の心の声を聞くことができるんだとか。
そして夜中に人里にやってきて、長い指で人の首を絞め食べてしまうそうです。
絵はかわいいけど、恐ろしいやつですね。

         ルサルカ レスナ

お次もポーランドより、ルサルカレスナ。
海の上に立っており、その美貌で若い男の船乗りを誘惑し、水中に引きずり込みます。
日本にもにたような妖怪がいたような。

サッシ

続いてはブラジルから、いたずら好きのサッシ。
森の中に住んでいて、人間の子どもぐらいの大きさ。
赤い帽子をかぶり、パイプをくわえ、黒い服を着ているそうです。


アブナイ

そして最後のピカソが書いたようなこれは、ネパールのRムさんが自分で考えた動物、その名もアブナイ。
半分人間、半分魚、いつもタバコを吸っています。
現在は彼の頭の中に隠れていますが、200年後に外の世界に飛び出すんだとか。
ちなみに雑食だそうです。

日常的な場面から離れて、このような「遊び」の中で日本語を使うのもいい勉強になったようです。
国内の日本語学校ならでは(?)の国際色豊かで楽しい活動でした。


(セ)


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2012.12
02
12/2(日)

東北大学川内キャンパス。

東北大学

本日行われた日本語能力試験の宮城県会場です。
今年もE先生と、当校の受験生の応援のため、行ってきました。

これでぬくぬく

幸い天候には恵まれたものの、師走に入った仙台は日中でも5℃前後。
そこでささやかなプレゼント、ほっかいろ。
念のため注意、「食べ物じゃありません」

チョコレート

こちらは毎年恒例チョコレート。
早く到着した学生に多めに配りすぎたため、後半はチョコが不足気味。
(卒業生のSルさんをはじめとする)お腹回りが気になる学生には我慢してもらいました。
悪しからず。

猫も勉強

直前まで勉強中のTゥさんに近寄って来た猫。
ちょっと緊張をほぐしてくれました。
お客さんではなく、合格を招いてくれますように。

看板

そんなこんなで皆無事に会場入り。
感想は明日の朝聞くとして、あとは天命を待つばかり。
何はともあれ、受験した皆さん、お疲れ様でした。


(セ)


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2012.11
29
11/29(木)

いよいよ本格的な冬を迎える仙台。
今週は雪もちらつきました。
当校の学生たち、とりわけ日本よりも暖かい国から来た学生たちにとって、この季節最大の敵は寒さ。
今年の七夕の短冊に「冬が暖かくなりますように」と書いた学生がいたほどです。
そこで寮に住む学生たちにプレゼントしたのがこれ!

着こなし

着る毛布です。
普段からこの毛布を愛用されているK長先生曰く、「猫を抱いているような温かさ」なんだとか。
これさえあれば、厳しい東北の冬もきっと乗り越えられる!…はず。
皆さんもぜひお試しあれ。
 
 ※モデルの彼は寮生ではないので、撮影後返却してもらいました。


(セ)


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2012.11
26
「桃太郎とMOMOKO」

日本語学校の留学生たちで、日本語の劇(drama)をします。
11月17日(土)11:30~12:00、姉妹校東北電子専門学校の学園祭の企画の一つとして、行います。
イタリア、ネパール、インドネシア、ベトナム、サウジアラビアの学生が参加します。

桃太郎とMOMOKO

あれ? 桃太郎がいるのになぜか、もう一つ大きな桃がある。さて、この中身は?
とにかく、普通の桃太郎じゃありません。
そして、正確にいえば、日本語劇ではなく、多言語劇なのです!

実は、3か月前から練習を始めていました。
ただの日本語の発表会ではありません。
仙台国際日本語学校らしい、新しい形の創作劇です。
お客さんを心から笑わせ、満足させることが目標です。

ぜひみなさん、見に来てください。
(無料です)

場所は、東北電子専門学校の1階です。



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追記(11月27日)

11月17日(土)に、無事劇を行いました。
見に来ていただいた皆様、本当にありがとうございました。

当日の様子をビデオで撮ったものを編集し、youtubeにアップしましたので、よかったら見てみてください。

桃太郎とMOMOKO Part1

桃太郎とMOMOKO Part2

桃太郎とMOMOKO Part3


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2012.11
14
11/1(木)

「先生、となりのクラスの女の子と話したいです」
ある日、ある男子学生に言われました。
彼とその女子学生はクラスも違えば国も違います。
つまり、話すきっかけがないのです。

ならばと当校教師陣、一肌脱ぎました。
普段は3つのクラスに分かれている午後クラスの50人の学生を大教室に集め、校内コンパを開催しました!

質問する

条件はひとつ、自分と違うクラスの人と話すこと。
とはいえ、何もないと話しかけにくいものです。
下のシートを使い、気になるあの人にインタビューする形式にしました。
インタビューシート
教室は大盛り上がり。
制限時間を過ぎても話し続けようとする人がたくさんいました。

でも、これで終わりではありません。
時間内に全員と話すことは無理なので、今度は自分がインタビューした人をみんなに紹介します。

みんなに紹介する
みんなに紹介する②

自己紹介では「わたしは…」ですが、今回は「こちらは…」
紹介する側もされる側もちょっと恥ずかしそうでしたが、みんなの心の距離はグッと縮まったことでしょう。

聞く

冒頭の男子学生ですが、この日の翌日笑顔で「ありがとうございました。私は元気になりました」と言ってくれました。
今回のアクティビティをきっかけに、色々な化学変化が生まれることを期待します。


iタイム


(セ)


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2012.11
09
落語で学ぶ日本語中級文法 第三段!


今回は、むずかしい漢字には読みをつけました。


***********************************

~わけがない ~わけだ ~わけではない ~わけにはいかない 
~ことか ~ことだ ~ことだから ~ことなく
~ことに ~ことになっている ~ことはない ~ということだ
~もの ~ものか ~ものだ ~ものがある
~ものだから ~ものなら ~というものだ ~というものではない

***********************************

占い

占(うらな)いなんて当(あ)たるわけがない。手やカードを見るだけで、その人の未来(みらい)がわかるものか。

鈴木(すずき)幸子(さちこ)は、5m前にいる占(うらな)い師(し)のおじいさんを見ながら、そう思った。

幸子(さちこ)がじっと見ていると、占(うらな)い師(し)が話しかけてきた。
「あなたは今、悩(なや)んでいますね」
「えっ、どうしてわかったんですか?」
「顔(かお)を見れば、すぐわかります。どうぞ、こちらへ。さあ、私の占(うらな)いで、あなたの悩(なや)みを解決(かいけつ)してあげましょう。5000円というのはちょっと高いと思うかもしれませんが、占(うらな)いは安ければいいというものではありません。しかし、高ければ当(あ)たるというものでもないのです。ですから、料金(りょうきん)は後払(あとばら)いでけっこうです。もし悩(なや)みが解(かい)決(けつ)できなければ、払(はら)わなくてもかまいません」
「それなら」
幸子(さちこ)は占(うらな)い師(し)の前に置(お)いてあるいすに座(すわ)った。
「まず、お名前と生年(せいねん)月日(がっぴ)を教(おし)えていただけますか」
「鈴木(すずき)幸子(さちこ)です。生年(せいねん)月日(がっぴ)は1987年11月5日です」
「いい名前ですね。じゃあ、手を見せてください。ああ、あなた最近(さいきん)、困(こま)ったことが起(お)きましたね」
「はい。実(じつ)は、そうなんです」
幸子(さちこ)は占(うらな)い師(し)に自分(じぶん)が今(いま)抱(かか)えている悩(なや)みについて話した。

一カ月前までは幸(しあわ)せだった。すてきな彼氏(かれし)がいたのだ。会社の同僚(どうりょう)の結婚式(けっこんしき)で、知(し)り合(あ)った。出会(であ)った時、「これは運命(うんめい)だ」と思った。背(せ)が高くて、かっこよくて、優(やさ)しくて、本当に自慢(じまん)の彼氏(かれし)だった。海(うみ)に行ったり、ドライブに出かけたり、二人で楽しい時を過(す)ごした。彼は男のくせに、甘(あま)いものが好きで、よく二人でケーキ屋(や)さんに行った。
でも、先月(せんげつ)、つまらないことでけんかして、それっきり何の連絡(れんらく)もない。彼から連絡(れんらく)が来て「ごめんね」と言ってくれるのを、ずっと待(ま)っていた。でも、彼から電話もメールも来ない。自(じ)分(ぶん)から連(れん)絡(らく)しようかと何(なん)度(ど)も思った。でも、彼のことだから、もう私なんか忘(わす)れてしまって、別(べつ)の女の人とデートしたりなんかしていたら・・・。そう思うと、自(じ)分(ぶん)から連(れん)絡(らく)して謝(あやま)るわけにはいかない。どれだけ泣(な)いたことか。あの頃(ころ)に戻(もど)れるものなら、戻(もど)りたい。まだ彼のことが好きなんだもの。

「それで、私はどうすればいいですか?」
「よろしい。では、占(うらな)ってみましょう。彼の名前と生年(せいねん)月日(がっぴ)を教(おし)えてください」
「神田(かんだ)孝司(たかし)です。ええと、生年(せいねん)月日(がっぴ)は、たしか1985年5月11日です」
占(うらな)い師(し)は、カードを並(なら)べて、表(おもて)にしたり裏(うら)にしたりした。そして、目を閉(と)じて、こう言った。
「彼のことはあきらめなさい。あなたと彼は別(わか)れることになっている。早く新しい彼氏(かれし)を見つけなさい。彼と別れるのがあなたの幸せだ」
占(うらな)い師(し)の言葉(ことば)を心(こころ)から信(しん)じたわけではない。だが、その言葉(ことば)には、何か心(こころ)を動(うご)かすものがあった。
「そ、そうですか……。わかりました。ありがとうございました」
幸子(さちこ)は、お金を払(はら)うと、ため息(いき)をつきながら、帰って行った。

そして、10分後、また別(べつ)のお客(きゃく)さんが来た。今(こん)度(ど)は背(せ)の高(たか)い若(わか)い男(おとこ)だ。
「あなたは今、悩(なや)んでいますね」
「ええっ! なんでわかるんですか?」
「顔(かお)を見れば、すぐわかります。どうぞ、こちらへ。さあ、私の占(うらな)いで、あなたの悩(なや)みを解決(かいけつ)してあげましょう。5000円というのはちょっと高いと思うかもしれませんが、占(うらな)いは安ければいいというものではありません。しかし、高ければ当(あ)たるというものでもないのです。ですから、料金(りょうきん)は後払(あとばら)いでけっこうです。もし悩(なや)みが解(かい)決(けつ)できなければ、払(はら)わなくてもかまいません」
「はい、お願(ねが)いします」
「まずお名前と生年(せいねん)月日(がっぴ)を教(おし)えていただけますか」
「神田(かんだ)孝司(たかし)です。1985年5月11日です」
「いい名前ですね。ん? かんだたかし……5月11日……背(せ)も高い…。もしかして、ケーキが好き?」
「ええ、その通(とお)りです!」
「1カ月前に、彼女とけんかして、それから何も連絡(れんらく)していない?」
「当(あ)たっています。すごいですね。名前(なまえ)と生年(せいねん)月日(がっぴ)だけで、そんなこともわかるんですか。それで、その彼女に連絡(れんらく)して謝(あやま)ったほうがいいかどうか悩(なや)んでいるです」

驚(おどろ)いたことに、彼がさっきの鈴木(すずき)幸子(さちこ)の彼氏(かれし)だったのだ。これが運命(うんめい)というものだ。

「よろしい。では、手を出(だ)しなさい」
「はい、お願(ねが)いします」
「うんうん。彼女の名前は鈴木(すずき)幸子(さちこ)。1987年11月5日生(う)まれ」
「すごい! なんで手を見て、彼女の名前や誕生(たんじょう)日(び)が当てられるんですか? ええと、彼女とは、友達(ともだち)の結婚式(けっこんしき)で知(し)り合(あ)って…」
「言わなくてもいい! 私にはもう全部(ぜんぶ)わかっている。よし、占(うらな)うぞ!」
占(うらな)い師(し)は、カードを並(なら)べて、表(おもて)にしたり裏(うら)にしたりした。そして、目を閉(と)じて、迷(まよ)うことなく、こう言った。
「すぐに彼女に連絡(れんらく)して謝(あやま)りなさい。きっと許(ゆる)してくれる。彼女のことを信(しん)じることだ。彼女といるのがあなたの幸(しあわ)せだ」
「つまり、彼女とうまくいくということですね。ありがとうございます」
孝司(たかし)は、うれしいものだから、1万円払(はら)うと、急(いそ)いで帰ろうとした。
「あ、ちょっと待(ま)って。彼女は『占(うらな)い師(し)に別(わか)れたほうがいいと言われた』と言うかもしれない。しかし、心配(しんぱい)することはない。その占(うらな)い師(し)は当(あ)たらないことで有名(ゆうめい)なんだ」

(完)

**************************************

寒さに負けずにがんばります。


(E)


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2012.11
08
10/30(火)

午前(中上級)クラスのiタイム。
今回はフジテレビの番組『世界は言葉でできている』からヒントを得て、「名言を超えよう」というのがテーマです。
もちろん日本語で。

手順は以下の通りです。
 ①名言の主である偉人や有名人について説明する。
 ②その人物の名言の一部を空白にした紙を配り、自分なりの言葉を考えさせる。
 ③一人ずつ発表させる。
 ④偉人・有名人の名言を教える。
 ⑤名言と学生たちの言葉を比較し、共感した人数の多さを競わせる。

今回は3つの名言を取り上げました。
まずは僧侶であり小説家でもある瀬戸内寂聴の名言
恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。」

お金 スマイル

ひま 自由

靴 足

確信 疑問

続いてはキングオブロック、忌野清志郎の
今日明日明後日のことぐらいを考えていればいいんだよ。」

水 健康 携帯

めし こいびと なかま

最後はフランスの国民的英雄ナポレオンが放った
「リーダーとは希望を配る人のことを言う。」

陸上の試合のガン

一番悩んでいる人

さすがに偉人の名言よりも多くの共感を得たものはありませんでしたが、なかなか深イイものもありますよね?
この活動は日本語で表現する練習になるのはもちろん、偉人やその偉人の名言を知ることもできます。
また、学生ひとりひとりの価値観や個性が垣間見え、こちらとしても興味深いものでした。
評判も良かったので、またやってみようと思います。


iタイム


(セ)


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2012.11
05
11月3日。はれ。
場所、仙台市陸上競技場。
第2回仙台リレーマラソン開催。

「お祭り好き」の当校留学生としては参加しないわけにはいかない!
昨年に引き続き、2チーム編成30名での参加となりました。(昨年の様子
姉妹校の東北電子専門学校に進学した学生も参加してくれ、先輩としてチームを引っ張ってくれました。

のぼり

新しく作成した幟(のぼり)の下、精鋭ランナーとたくさんの応援団が集いました。
幟を持ってくれたのは、Aチーム第一走者でスタートダッシュを決めてくれたRブさん。
後から話を聞けば、フルマラソンにも出場経験があるとか。
さすがです~。

ベトナム

ベトナム国旗のTシャツを着ながら、颯爽と駆け抜けるランナー。
最初は、このように余裕が感じられます。

たすき

青いタスキを次の仲間に繋ぎ、30周するこの大会。
普段違うクラスのためあまり話したことない人たちとも、一気に距離が近づきます。

横断幕

もちろん、走者だけではありません。
メインスタンドに陣取った、大門軍団ばりのK長先生率いる応援団も長い時間でしたが熱心に応援してくれました。

んっ?旗の下に何かがぶら下がってる!?

応援

10月に入学したばかりの美女軍団も、黄色い声援で疲れたランナーに力を与え。

レンジャー

ベトナムから来た、謎のレンジャー隊もチームの危機を救い。
(3号は欠席)

ラーメン

真顔で「ラーメン」をぶら下げてはいますが、残念ながら当日ラーメンのサービスはありませんでした。。。

集合

Aチーム、Bチームとも見事完走しました!
最終ランナーのE藤先生はゴール後、日本シリーズ制覇の原監督よろしく胴上げされましたが、最後は落とされてしまいました。(笑)

トラック内での記念撮影後、隣の公園に移動して「お疲れさん会」をやって解散。
いい汗をかいた秋の日でした。


(いま)


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2012.10
30
10/30(火)

今週末の11/3(土)文化の日、当校は昨年に続き、仙台リレーマラソンに参加します。
学生と教職員合わせて、計30人が走ります!
昨年は惜しくも?逃した様々な賞を、今年は本気で狙います!

そこで現在、国旗やメッセージ、イラストなどを書き込んだ応援旗を作成中です。

その①
その②
アルゼンチンインドネシア
オーストラリアサウジアラビア
ネパールフランス
ベトナムポーランド
ホンジラス中国
イタリアラオス
日本目
靴がんばっちゃ

当日は完成した旗の下、一生懸命、そして楽しく走ります。
お時間のある方は宮城野原公園総合運動場まで応援しにきてください!
AM9:00スタートです!

※参加する学生は毎日最低5㌔は走っておくように!


(セ)


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2012.10
27
10/25(木)

前回お伝えした「教科書に書かれていない日本語を50覚える」という秋休みの宿題。
今週のiタイムでは、それを活用し、自分が覚えた言葉をクラスメイトに教えるという活動をしました。

活動の内容と、「3つの言葉を日本語で」という制約を学生たちに伝えたのは1週間前。
50の言葉の中からどの言葉を選ぶか、またどうやって教えるのかは個人の自由としました。

さて、それでは授業開始です。

S先生

地図を使って「南米」を教えるSルビア先生。
アルゼンチン出身の彼女らしいチョイスです。
「米」がアメリカの意味も持つことを初めて知った学生も多かったのではないでしょうか。

E先生

ipadで「蟷螂(かまきり)」の写真を見せるEベル先生。
かまきりの意味だけではなく、漢字も指導してくださいました。
でも、Eベル先生はかまきりに食べられるとんぼのほうが好きだそうです。

B先生

Bケンドラ先生が選んだのは「そこく」「くちびる」「ものがたり」
「くちびる」を指導している際、「いつ使いますか?」との質問が。
先生は恥ずかしそうに「キスのときです…」と答え、教室内に大きな笑いが起きました。

Y先生

「たいおん(体温)」を説明しているYヘヤ先生。
「かぜです。ねつがあります。たいおんがたかいです。」とみんなが既に知っている言葉で上手に教えていました。
先生は体温が高いから半袖なのでしょうか?

ノート

多少訂正や補足を加えましたが、みんなわかりやすく教え、そして熱心に聞いていました。
このシートを見るだけでも、そのことがよくわかりますよね。

初めての試みで、嫌がる学生がいるかと思いきや、その逆。
積極的に参加してくれて、楽しく有意義な時間になったように思います。
先生の気持ちも少しは理解してくれたかな?

皆さん、お疲れ様でした。

iタイム


(セ)


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2012.10
20
10/20(土)

9/22~10/10までの秋休み期間中、学生たちに宿題を出しました。
内容は、今までに学んだ語彙、文法、漢字等の復習。
それから初級クラスの学生たちには、「教科書に書かれていない日本語を50覚える」というものも加えました。

受け取ってから約1週間が過ぎ、ようやく全てに目を通すことができました。
見てみると、一人一人の個性や生活の様子が表れていたり、「なんでこれを書いたの?」と思うものあったりと非常に面白い!
そこで学生たちが覚えた数多くの言葉の中から、私が独断と偏見で選んだ50の言葉をご紹介します。

秋休みに覚えた言葉

 (1)葉桜  (2)二日酔い  (3)もみじおろし  (4)しなやか  (5)羽毛  
 (6)明太子  (7)陰謀  (8)かじかむ  (9)女神さま  (10)ばんねぎ…万能ねぎの略  
 (11)かまきり  (12)横綱  (13)中秋  (14)こおろぎ  (15)執念
 (16)息切れ  (17)めまい  (18)貸金庫  (19)おやじ  (20)しめっぽい 
 (21)マットレス  (22)銀紙  (23)大吉  (24)試食  (25)歯間ブラシ
 (26)再来予約表  (27)アスピリン (28)顆粒  (29)全粒粉  (30)きょろきょろ
 (31)神経質  (32)鬱  (33)過去  (34)にんにくの芽  (35)まさかり  
 (36)数の子  (37)しらみ  (38)酵母  (39)自民党  (40)穴
 (41)軽蔑  (42)鯵  (43)新鮮  (44)塩辛い  (45)ピザ生地
 (46)台車  (47)しわ  (48)ささやき  (49)過ち  (50)しめじ 

今回の宿題が、学校の外でも積極的に日本語を学ぶきっかけになればいいなぁと思います。


(セ)


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2012.10
18
10/16(火)

日本語学校の学生は、国籍のみならず、日本語を勉強する目的も様々です。
当校の学生たちの場合は、

 ①日本の大学や専門学校へ進学するため
 ②日本で働くかたわら、仕事や生活で使う日本語の上達を図るため
 ③日本人と結婚し、日本でより良く暮らすため

といったところでしょうか。
いずれの場合にも言えることですが、特に②と③の目的を持つ学生たちから聞かれるのは、「仙台弁がわからない」との声。
日本語学校ではいわゆる「標準語」を教えるのですが、地方に暮らす外国人には、その地方の方言も必要です。
ということで、今回のiタイムでは仙台弁(東北弁)を指導しました。いや、すますた。


勉強すっぺ!仙台弁!

扱う内容は大きく分けて2つ、語彙と文法です。
もちろん、指導教員は東北弁ネイティブなので発音もバッチリです。

 語彙
 ・これ、それ、あれ、どれ → こいず、そいず、あいず、どいず
 ・こんばんは → おばんでがす、おばんです
 ・私のうち → おらい
 ・びっくりする → たまげる
 ・かわいい → めんこい
 ・いらっしゃい、来なさい → ございん
 ・大きくなる、育つ → おがる
 ・怒る → ごしゃぐ
 ・冷たい → しゃっこい
 ・しっくりこない、違和感がある → いずい …

 文法
 ・~を → ~ば 
  例 ビールを買った → ビールば買った
 ・~に/~へ → ~さ
  例 東京に行く → 東京さ行く
 ・~ない → ~ね
  例 買わない → 買わね
 ・そう → ん
  例 そうだ → んだ
 ・~よう/~ぼう(意向形) → ~べ/~っぺ
  例 行こう → 行くべ 、 しよう → すっぺ
 ・~でしょ? → ~っちゃ?
  例 いいでしょ? → いいっちゃ? 、 あそこでしょ? → あそこだっちゃ? …

授業中のリピート練習は何だか笑えてきましたが、やる気があり、けっこう身に付いたみたいです。
まとめとしてやった下の練習問題もみんなできました。

 仙台弁(東北弁)に直しなさい
 ・これ、かわいいでしょ? →
 ・こっちに来なさい。   →

好評だったようで、「今度は沖縄弁や大阪弁をやってください!」との声もありましたが丁重にお断りました。
方言を覚えるのはいいことですが、使いすぎて学生たちの日本語が訛りませんように。


iタイム


(セ)


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2012.10
15
「落語で学ぶ中級文法」の第2段。
こりずにまたやります。
ということなんですが、演者の私E先生は出張中なんです。
本当は今日のテストに合わせてみっちり稽古(けいこ)をしていたのに残念でならないと、ハノイのサイ湖のほとりで泣いております。
その涙で、サイ湖が少し大きくなったとか、そこにだれかが身を投げたとか。

とまあ、そういうことで、今回は原文だけで許してください。


●文法項目
~も~ば~も~ ~やら~やら~ ~にしろ~にしろ ~をはじめ ~といった
~など ~なんて ~なんて ~ばかりか ~どころか ~というより ~どころではない
~以上 ~上は ~からには ~だけ ~だけあって ~だけに ~だけの 
~おかげで ~せいだ ~ばかりに ~あまり

******************************************

「はじめてどろぼう」

あるところに吉田ひろしという男がおりました。

吉田君は、まじめで、優しくて、性格はとてもいいんです。
でも、子どもの頃から勉強も運動も苦手でなんです。兄弟もいなければ、友だちもいない。彼女なんかもちろんいない。両親も仕事が忙しくて、家ではいつも一人。実にさびしい人生を送ってきました。

そればかりか、とっても運が悪い。
大学の入学試験の前の日にひどい風邪を引いたから、大変。熱は出るし、せきも出るし、鼻水も出るし、くしゃみも出る。とても試験どころじゃなくて、試験に失敗。

次の年、風邪は引かずに元気いっぱい。でも、大学に行く途中で、猫を見つけてしまう。道路の真ん中あたりをうろうろしているから、危ないなあなんて思っていたら、そこに乱暴な運転をする車が突っ込んできた。「危ない!」と言うが早いか、道路にいる猫を助け出そうと走り出す。でも、運動はできないから、転んでドタっと倒れちゃった。猫はそれに驚いて、ピョンと飛んで逃げちゃう。車はクラクションを鳴らしてブレーキを踏む。ところが、吉田はなかなか立ち上がれなくて、ついに、ドンっとぶつかっちゃって、ピーポーピーポー、また来年。ニャー。

3年目にやっと大学に合格したんです。やっと春が来たと思った。でも、2年も遅れて入ったばかりに、周りの同級生に「おじさん、おじさん」とバカにされて、友だちも彼女もできずにあんまり楽しくない学生時代を過ごしました。

そして、これからがんばろうと思って入った会社が、たった半年でつぶれてしまったんです。ショックのあまり、病気になって入院してしまいました。だれのせいでもありません。運が悪いんです。
病院のベッドで、吉田ひろしは考えた。「どうせ何をやってもうまくいかないなら、まじめに生きるのはばかばかしい。でも、生まれてきたからには、死ぬのはもったいない。決めた。おれはどろぼうになる!」

そして、今夜、吉田ひろしは、はじめてどろぼうをする。
実は、前から入るうちを決めていた。このうちは80歳のおばあちゃんが一人暮らし。お年寄りが相手なら失敗しても、うまく逃げられるだろうってちゃんと考えている。こういうところはしっかりしている んです。
でも、まだ夜の8時。ピンポーン。「こんばんは。夜遅くにすみません。どろぼうです」。こういうところは、だめなんですね。
でも、おばあちゃん「あらあら、夜遅くに大変ですね。どうぞお上がりください」って家の中に入れてしまう。
「どうも、すみません。じゃ、ちょっとおじゃまします」
「きたないところで、すみません。お茶とコーヒー、どちらがよろしいかしら?」
「ああ、どうぞおかまいなく。すぐ帰りますので」
「はい、どうぞ。あと、お口合うかわかりませんが、こちらも召し上がってみてください。栗まんじゅう」
「わっ!栗まんじゅう。ぼく、これ好きなんです。じゃ、遠慮なくいただきます」
吉田はものすごい勢いでお茶を飲んで、栗まんじゅうを食べる。
「はあ~、ごちそうさまでした。それで、お金はどちらにありますか?」
「えっ!? 銀行に。八十八銀行に預けていますけど…。失礼ですが、銀行の方ですか?」
「いえいえ、銀行員じゃなくて、どろぼうです。今日から。先週までは会社員でしたが。ははは」
「あら、いやだ。私、『どろぼう』さんという名前だと思っていました。めずらしい名前だなあ、と思っていました。でも、亡くなった主人の知り合いの方かしら、それにしては若いなあ、なんて思ってたのよ。ああ、そう。お仕事がどろぼうですか。へえー、それもめずらしいわね。めずらしいというより、どろぼうさんには生まれてはじめてお会いしました」
「そうですよね。でも、本当なんです」
「ほら、普通どろぼうはメガネとか帽子とかマスクとかしてるでしょ?」
「あ、忘れていました。すみません。はじめてなので。でも、メガネはコンタクトレンズをしているので大丈夫です」
「そ、そういう意味じゃないのよ」
「ほら、ナイフもあります」
「やめなさい。こんな老人、殺すだけの価値もありませんよ。それよりお金ですね。家の中にはあまりありませんよ。財布はこれです。カードと通帳はどこに入れておいたかしら」
「タンスの引き出しじゃないですか?」
「あら、本当にあった。プロのどろぼうさんだけあって、よく知ってるわねえ。」
おばあさんはカードや通帳どころか、次々に家の中から宝石やネックレスといったものまで持ってくる。
「はい。これで全部よ。好きなだけ持って行きなさい」
「いやあ、こんなにたくさんいただけるなんて、申し訳ありません。でも、どろぼうとして来た以上は、持って帰らないわけにはいきません。では、遠慮なく、いただきます」
「どうぞ。でも、帰る前に一つお願いがあります」
「領収書ですか?」
「違います。あなたがどうしてどろぼうになったか、教えていただけませんか」
「いいですよ」 

吉田は、大学受験の失敗をはじめ、学校で友だちができなかったこと、会社がつぶれたことなど今までの辛かった人生を全部語った。だれかに話したかったんですね。今まで、だれにもこういう話をしたことがなかった。吉田が一生懸命話せば話すほど、おばあさんは楽しそうに声を出して笑った。

そして、全部話を聞き終えて、おばあさんが静かにこう言った。
「楽しい話を聞かせてくれてありがとう。私はもうおばあちゃんだけど、年をとったおかげでわかったことがあるの。人生では、失敗したり、うまくいかなかった経験こそ価値があるのよ。そういう苦しい経験があるからこそ、成功したり、うまくいった時に、本当に心から喜べるのよ。あなたがこれからどろぼうを続けるにしろ、やめるにしろ、そのことを忘れないでちょうだい」
「おばあさん・・・。私、どろぼうやめます。これは全部お返しします。今の話を聞いて、やっぱり自分は間違っていたと気づきました。今から警察へ行きます」
「けいさつ? これ返してくれるんでしょ。何もとっていないんだから、警察なんか行かなくてもいいじゃない」
「いいえ、いただきました。でも、返せないんです」
「何を?」
「お茶と栗まんじゅう」

(完)

*************************************


最近、この日本語落語は、多読と似ているかもしれないと思うのでした。


(E)

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2012.10
12
10/11(木)

この日から2012年度後期がスタート!
そして、ベトナム、ネパール、中国、フランス、韓国、インドネシア、台湾、アメリカ、ポーランド、ロシアから新たな仲間が加わりました。

2012年度10月期新入生
                      〈今期の新入生たち〉

当校には上記の国の他、イタリア、ラオス、モンゴル、ホンジュラス、アルゼンチン、サウジアラビア、ブラジルの学生が在籍しています。
合わせると、その数はなんと17!
校名に恥じない、ますます国際色豊かな学校になりました。
さらにパワーアップした仙台国際日本語学校を、今後ともよろしくお願い致します。


(セ)


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2012.09
28
9/21(金)

今回のiタイム。
テーマは「UFOを呼ぶ」

!?

もちろん、そんなわけはありません。
この日は2012年度の前期最終日。
つまり、今年1年の半分の学習過程が終了したことになります。
そこで、これまでの勉強で凝り固まった筋肉をほぐし、溜まった疲れを取り除くべく、ラジオ体操をやってみました。

首の前を伸ばす

日本人が子どもの頃よく夏休みにやるのは、ラジオ体操の中の「立位」と呼ばれるものだそうです。
立位の運動は手足を同時に動かさなければならないため、まずは上半身が中心の「座位」の運動から。
普段は使わない所が伸び、いい気持ちです。

腕を大きく上げて背伸びの運動~♪

慣れてきたら、今度は立位。
お馴染みの軽快な音楽と小気味よい声に合わせて、見よう見まねで体を動かします。

体側を伸ばす

全員初体験であったにもかかわらず、覚えが速い!
さすが当校の学生たち、優秀です。

笑顔

ちょっと恥ずかしさもあったと思いますが、みんな積極的に参加してくれました。
スポーツと違い、勝ち負けも優劣もなく、誰でもできるのが良かったのかもしれません。

印象的だったのは、体操をしている間も終わった後もみんなが笑顔だったこと。
疲れをとることが目的でしたが、通常の授業の中にも、もっと体を動かす工夫があってもいいのでは?とも考えさせられました。


iタイム


(セ)


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2012.09
26
9/14(金)

当校で漢字教育の一環として行っている「漢字を作る」授業。
その中で学生たちが生みだした新しい漢字を、昨年今年と以前にも2度お伝えしました。

授業は、学生たちから好評。
作品は、それを見てくださった方々から好評。
ということで、今回過去にご紹介した作品に新しい作品を加え、「第3回創作漢字コンテスト」に応募しました。

以下が今回応募したもの。
数多く誕生した作品から厳選された傑作ばかり、だと思います。
意味と読みと作者は、各漢字の上にカーソルを合わせると表示されるようになっています。
お楽しみください。

意味:サンドイッチ 読み:つまむ、はさむ (アルゼンチン、Sさん)意味:バナナ 読み:すべる、スベる (インドネシア、Sさん)意味:非常口 読み:にげる (中国、Oさん)

意味:ガリ勉 読み:めがね (ネパール、Iさん)意味:地球温暖化 読み:とける (インドネシア、Sさん)意味:ふたご 読み:そっくり (中国、Kさん)

意味:天国 読み:のぼる、めされる (ブラジル、Aさん)意味:テレビ 読み:アナロぐ (ネパール、Dさん)意味:コーヒー 読み:したたらす (ベトナム、Tさん)

意味:ケーキ 読み:いわう (インドネシア、Sさん)意味:水族館 読み:あつめる (ネパール、Rさん)意味:コンビニ 読み:たちよる (インドネシア、Sさん)

意味:洗濯機 読み:あらう (中国、Iさん)意味:トイレ 読み:ながす (サウジアラビア、Yさん)意味:パソコン 読み:しらべる (ネパール、Dさん)

意味:ビキニ 読み:さそう (インドネシア、Sさん)意味:エレベーター 読み:のぼりおり (インドネシア、Iさん)意味:サッカー 読み:ける (メキシコ、Vさん)


当校では、学生たちが「外」とつながるきっかけを作るため、また日本人に彼らのことをもっと知ってもらうために、
創作漢字に限らず、今後も様々なコンテストに応募していこうと考えています。

今回の結果は10月末に発表されるそうです。
いい結果が出た場合は改めてご報告します。


(セ)


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2012.09
24
9/13(木)

2週間前のiタイムで日本のことわざを教えました。

猫の手も借りたい

まず前半は、上のようなスライドを使って、日本のことわざ約40を、
動物編に小判、の耳に念仏、二を追うものは一をも得ず…)、
身体編(壁にあり障子にあり、は代えられぬ、元過ぎれば熱さ忘れる…)、
数字編を聞いてを知る、五十歩、石の上にも年…)と3つに分類して導入。

でも、ただ教えるだけでは学生も私たちも面白くありません。
虫食い問題にして、空欄の中の言葉を答えさせるクイズ形式にしました。
動物編には学生たちが理解しやすいように、オリジナルのイラストも添えました。

           ・
           ・
           ・

後半はグループで新しいことわざを考えさせ、発表もしてもらいました。

発表①

発表②

以下は作品集です。

恋人と奨学金が欲しい人はどちらももらえない (「二兎を追うものは一兎をも得ず」の学生版)
ゲームの中の人世界を知らず (「井の中の蛙大海を知らず」の現代版)
はしごから落ち、そのはしごが倒れてくる (「泣きっ面に蜂」の日曜大工版)
ワンピースの結末 (いつ達成できるかわからない、なかなか終わらない)
パンダも長く見ると犬に見える (珍しい物も長く見ていると珍しくなくなる)
虎も犬にいじめられる (力の強い者も時に力の弱い者に負ける)
砂漠の水 (とても貴重なもの)
足裏の傷 (自分だけが知っていること)
きりんにとって低い草がおいしい (なかなか手に入らないものは魅力的に見える)
小池の大魚は大池の小魚 (上には上がいる)

ことわざは、学生たちにとって重要な試験の一つである日本語能力試験では、あまり問われることはありません。
そのため、時間を割いて扱うことは多くないと思うのですが、彼らが日本で生活する上で知っていて損はないはずです。
iタイムでは、今回のことわざのような「教科書のすきま」を教えることにも力を入れていきます。


iタイム


(セ)


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2012.09
14
9/5(金)

遡ること一週間。
午後の初級クラスの授業にむけて準備中だったE先生は、あることを思いつきました。
「そうだ 外、行こう!」

喫煙ルーム

ということで、授業が始まるやいなや、学生を引き連れて教室を飛び出したE先生。
でも、遊びに行くわけではありません。
前日に導入をした文型の実践練習を行うのがねらいです。
使う文型は「~と読みます」「どういう意味ですか」「~という意味です」など。

まずやってきたのは、学校があるビルの2階。
「あれは何と読みますか」
「きつえんと読みます」
「どういう意味ですか」
「たばこを吸ってもいいという意味です」

うーん、良い調子です。

標識

アグレッシブなE先生は、ビルからも飛び出し今度は外へ。
標識を指差し、学生とやりとり。
「あれはどういう意味ですか」
「右へ曲がれという意味です」

看板

看板も利用します。
「何と読みますか」
「ちかてつ…なか?」
「ちかてつこうじちゅうと読みます」
「どういう意味ですか」
    ・
    ・
    ・

教科書の中の作られた練習ではなく、身近にあるものを教材にした授業は学生たちにも新鮮だったようです。
きっと、目にする日本語、耳にする日本語をキャッチし考える、「日本語アンテナ」の感度が上がったことでしょう。
仙台国際日本語学校では、ときどきこんな授業もしています。


(セ)


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2012.09
11
9/11(火)

本日の中級文法テストの時間

テストが終わり、ちょいと休憩を挟んで、フィードバックを行う。
すっかりリラックスした学生たちと、わいわいがやがや答え合わせと解説を終え、次の休み時間まで残り10分。

ここで、待っていました真打登場! 
いやいや、いつものE先生。
なんと今日のテスト範囲の2級文法を全部使って、落語を作ったというから驚いた。(いや~変わった先生だ)
正確には落語風といったところですが。
着物も座布団も扇子も、手ぬぐいもなしに、立ってやりました。

披露してみたところ、学生たちもおもしろがって、げらげら笑ってくれました。
笑う、ということは意味をきちんと理解できたのでしょう。
終わった後にビデオでもう一度見たいなんて、リクエストまでいただいちゃったけど、もう一度ビデオを前にしてやるのはもう少しうまくなってからということで、今回はこれで許してください。


■使った文法項目
 ~にきまっている ~しかない ~にほかならない ~に違いない ~ざるをえない
 ~ずにいられない ~ないこともない ~にすぎない ~べきだ ~かのようだ
 ~まい ~っけ ~とか ~気味 ~げ ~っぽい ~だらけ ~がちだ

**********************************

「良薬は口に苦し」

「良薬は口に苦し」ということわざがあります。
良薬というのは「良い薬」と書きます。よく効く薬のことです。
苦しというのは「苦い」という意味。
つまり、「よく効く薬ほど、苦い」。
これは「自分のためにしてくれるアドバイスは、ありがたいけど聞くのがつらい」という意味でよく使われています。


あるところに山田五郎という会社員がいました。
山田五郎はお酒が大好き。
お酒を見ると、飲まずにいられない。
ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、ウォッカ、テキーラ、紹興酒、料理用のお酒も全部飲んじゃう。

昨日の晩も、会社帰りに居酒屋でビールを3杯、焼酎2杯、その後、焼鳥屋で日本酒2合、最後にバーでワインとウイスキーをどれだけ飲んだか、わからない。家に着いたら、そのまま玄関でバタンと倒れてグーと寝ちゃった。

あいたたた。また飲みすぎた。何時だ。わっ、もう9時。どうしよう。会社に電話しなきゃ。あれ?ケータイどこだっけ? あった。あった。ん、でも、飲みすぎたなんて言ったら、課長にしかられるに違いない。ゴホン、ゴホン。あ、あ゛~、おはようございます。(頭に手を当てて熱をはかる)よし。

「おはようございます。山田です。・・・ええ、ちょっと風邪気味で・・・ええ、そんなひどくはないんですが、ちょっと熱っぽくて・・・、ええ、それでちょっと病院に行ってから・・・はい、お昼までには行けると思います。はい、すみません。失礼します。」へへへ。じゃ、もう少し寝よう。

「はい。じゃ、お大事に。(電話を切る)はあ~」
「どうしたんですか? 課長」
「山田が風邪で病院に行くから遅刻するってさ」
「そうですか。最近病気で休みがちですね。心配です」
「心配? ははは、うそうそ。風邪を引いたなんてうそに決まってる。酒だよ。酒。飲みすぎだよ。」
「えっ、そんな・・・。あの山田先輩が。信じられません」
「なんだ。鈴木は山田の言うことを信じているのか。たしかにあいつは仕事ができるが、酒にはだらしないんだ。有名だぞ。みんな知ってる。この間も酔っぱらって公園で寝てたとか。川に落ちたとか。」
「本当ですか?」
「本当だよ。よし、じゃあ、試してみよう。今夜二人で山田のあとをつけてみよう。もし本当に風邪を引いているなら、まっすぐ家に帰るだろ。飲みには行くまい。どうだ?」
「い、いいですよ。山田先輩はきっとうちに帰りますよ。昨日の晩はけっこう涼しかったから、それで風邪を引いたんですよ」
「居酒屋で捕まえたら、その場できつくしかってやる。『良薬も口に苦し』だ。飲んでるところを見つかったら、あいつも何も言えまい。素直に謝るしかないだろう」

昼前に何も知らない山田五郎は、病人であるかのようにふらふらしながら会社にやってきた。
「ゴホゴホ、おはようございます。課長、遅くなってすみませんでした」
「うん。今日は早めに帰ったほうがいい」
「はい」
そして、夕方5時に仕事が終わる。山田五郎はすぐに席を立つ。
「すみません。お先に失礼します。ゴホゴホ」と言って、会社を出る。
その後を、課長と鈴木がこっそりついていく。

会社を出た山田は、さっそく駅の前にある居酒屋に入っていく。ガラガラガラ
「いらっしゃい。お、山ちゃん。今日は早いね。仕事ひまなの」なんて店員に言われて、「いやあ、ひまじゃないことはないけど、今日はゴホンゴホンだからさあ」と答える。
「ご注文は?」
「いつもの」と言うと、店員もさっと生ビールと枝豆を運んでくる。
「すいてると、早いねえ。これこれ、冷えてるねえ。どうもお仕事ご苦労様でした。乾杯」
「おい。山田!」
ブブーッ!ゴホゴホ。「課長、なんでここに?」
「おれは鈴木と酒を飲みに来たんだ。おまえこそ、なんでここにいるんだ? 風邪を引いてるんじゃなかったか」
「違います。違います」
「違う?風邪を引いてるのが違うってことか」
「いいえ、違いません。でも、違います。違いませんが違います」
「何を言ってるんだ?」
「ちょ、ちょっと聞いてください。とにかく風邪は引いてるんです。飲みませんよ。お酒は。風邪を引いてる時は、お酒を飲むべきじゃない。家に帰って寝るべきです。それぐらいわかりますよ。そんなにバカじゃありません」
「じゃあ、これは何だ? ビールだろ。お前が酒好きなのはみんな知ってる」
「いえいえ、それはうわさにすぎません。ビールなんて見たこともありません」
「うそをつくな。今、ここにあるのがビールだろ」
「へえー、知らなかった。あ、これがビールですか。そうですか。はじめて見ました。本当だ。黄色くて白い泡が乗ってる。いやあ。これがビールだとは気づかなかった」
「バカ!飲むんだろう!これを。お前が注文したんだ。さっき楽しげに飲もうとしてたじゃないか」
「いやいや。病院に行ったら、医者が、熱がある時は水分をたくさんとったほうがいい、っていうんで、じゃあ、何か水っぽいものを持って来てくれって店員に頼んだら、これがでてきたんです。不思議な飲み物が出てきたなあと思って、飲もうか飲むまいか迷っていたんです。その時、課長が現れて、これがビールだと教えてくれた。いやあ、危なかった。もう少し飲むところでした。助かりました。これは運命にほかなりませんね」
「何が運命だ。もういい! 早く飲め!」
「飲め? 課長が命令するならしかたがありません。わかりました。飲まざるえません。薬だと思って飲みます」
ゴクゴクゴク、プハー。
「ああ、苦い。おっ、でもなんだか少し元気になったみたいだ。『良薬は口に苦し』ってのは本当だ」

(完)

********************************************

遊び心を大切に。


(E)


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2012.09
08
9/6(木)

当校が誇るパソコンルーム。
2部屋に38台のコンピューターが設置されています。

PC室

7月のiタイムでは、ここでWindows Microsoft Wordを用いた日本語の入力練習をしました。
それまでは日本語版のPCを全く使えなかった学生も、基本的な操作方法を身に付けたようです。
そこで今回は1段階ステップアップし、「日本語学習サイト」を使った勉強方法を紹介しました。

日本語学習サイト

下準備として、厳選した24のサイトのURLを集めたファイルを作成。
更にそれを、学生が使うパソコンのデスクトップに置き、そこから直接アクセスできるようにしました。

聴解

一口に「日本語学習サイト」と言っても、文法、漢字、聴解、読解などジャンルは様々。
中にはニュースや新聞の内容を扱うものや、既存のサイトに振り仮名を振ってくれるものもあるんです。
また翻訳付きのものもあれば、そうではないものもあるため、どのサイトを使うかは個人の自由としました。

eラーニング

たくさんのサイトがある中、最も人気を集めたのがこれ。
当校の授業を撮影したeラーニングシステムです。
もう一度観たい授業や休んでしまった授業を観ることはもちろん、別のクラスの授業を観ることもできます。
「休みの日に大好きなあの先生の顔を見て声を聞くことだってできる!」という声もあったとかなかったとか。

ipad

また、今年度から導入したipadも活用しました。
漢字やオノマトペなど、習得が難しいと言われるものも、「遊びながら学ぶことができる」と好評でした。

客観的に見れば今回の活動は「授業」とは言えないかもしれませんが、それでいいんです。
日本語教師は日本語を教えることだけが仕事ではなく、学生たちが日本語を学ぶ場は学校だけではないのですから。
今日はE先生風に締めてみました。


iタイム


(セ)


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2012.09
03
8/30(木)

今週のiタイムのテーマは「昔話」
でも読んでおしまい観ておしまい、ではおもしろくありません。
そこで「物語の続きを考える」という授業をしました。

プリント

他の昔話と違い、その後の展開が気になることから、題材は『かぐや姫』にしました。
まずはプリントであらすじと登場人物を確認。

考え中

その後グループで「新しい人物は登場させない」という制約のもと、続きを考えさせ、発表もさせました。
学生たちの作品をあらすじと併せてご覧ください。



あらすじ
 むかしむかし、竹取りのおじいさんが山で竹をとっていると、一本の竹が金色に光っているのを見つけました。
 その竹を切ってみると、中に小さな女の子が座っていました。
 おじいさんは「この子は神様から私たちへの贈り物に違いない」と思いました。
 そして家に連れて帰り、「かぐや姫」という名前をつけておばあさんと一緒に育てることにしました。
 その日から、おじいさんが山へ竹を取りに行くと、いつも金色に光る竹がありました。
 その中にはたくさんの金があったので、おじいさんとおばあさんはお金持ちになりました。
 三ヶ月ほどでかぐや姫は美しい女性になりました。
 その噂は広まり、たくさんの人たちが結婚の申し込みをしましたが、かぐや姫は無理な注文をして、結婚を諦めさせました。
 やがて十五夜が近づくと、かぐや姫はおじいさんに、「自分は月の都の者で、八月の十五夜に月から迎えが来る」と言いました。
 おじいさんは十五夜の日にたくさんの侍を雇って、かぐや姫を守ろうとしました。
 しかし月の使者がやってくると、侍たちは全く動けなくなってしまいました。
 そして、かぐや姫は月の使者とともに月の都へ帰っていきました。

Aグループ
 かぐや姫が月に戻った後は、おじいさんとおばあさんはとてもかなしくて、病気になりました。
 結婚を申し込んだ人たちは、かぐや姫がもう月から戻らないと思って、結婚をあきらめました。
 でもその中の一人はあきらめないで、病気になったおじいさんとおばあさんの面倒をみました。
 かぐや姫はおじいさんとおばあさんが恋しくて、人間の世界に戻りたいといのっていました。
 そのかぐや姫を見て、月の使者たちがかぐや姫を人間の世界まで送ってくれました。
 おじいさんとおばあさんはかぐや姫に会えて、すごくよろこびました。
 姫はいつもおじいさんとおばあさんの面倒をみた人に感謝して、その人と結婚しました。
 そしてみんな元気で、しあわせに生きていきました。

Bグループ
 かぐや姫が月の都へ帰ったら、おじいさんたちは何も食べずにとてもかなしくなり、さびしくなりました。
 いつもかぐや姫のことを考えて、長い時間を過ごしました。
 年をとったから、おじいさんとおばあさんは全く動かなくなりました。
 いつもかぐや姫のことを考えて、死にそうになりました。
 そのことをかぐや姫は月から見ていました。
 がまんできなかったから、くやしくなり、おじいさんたちに会いに行きました。
 かぐや姫が戻ってきたうわさは広まり、侍と結婚を申し込んだ人たちは、かぐや姫を捕まえるために来ました。
 ですが、かぐや姫はおじいさんとおばあさんを月に連れていきました。
 3人でしあわせになりました。

Cグループ
 かぐや姫が帰ったあと、おじいさんとおばあさんは夜、月を見て、かぐや姫を思い出して泣きました。
 毎日泣いたら、おじいさんとおばあさんの体は弱くなりました。
 お金もなくなってびんぼうになって、食べものもなくなって、死んでしまいました。
 おじいさんとおばあさんが死んだのを知ったかぐや姫は、地球にむかえに行きました。
 そのあと三人は月に一緒にかえって、しあわせに住んでいました。

Dグループ
 おじいさんとおばあさんはいつも彼女のことを話したり、考えたりしました。
 もう一度彼女に会いたい気持ちで、お寺に行って、「かぐや姫にもう一度会えますように」っておいのりしました。
 それを神様がかぐや姫に伝えました。
 1年あとで、かぐや姫はおじいさんとおばあさんに会いに行きました。
 その時、彼女に結婚を申し込んだ人の中で4人はもう死んでいました。
 残りの1人と結婚して、おじいさんとおばあさんと4人で月に帰って行きました。

Eグループ 
 月の使者はかぐや姫の本当の家族でした。
 月の人口は少ないから、かぐや姫を月から地球に行かせ、人間について研究させていました。
 そして地球の優しい人たちだけ月に招待します。
 だから悲しくて死んでしまったおじいさんとおばあさんは月に生まれ変わりました。
 結婚を申し込んだ人たちはかぐや姫に会いたくて、月に行こうとしましたが、途中で死にました。



ボツになったようですが、「月と地球でスカイプをした」という時代背景無視の案も出ていました。
「みんなで考える」という活動は、通常の授業ではそれほど多くないので、学生たちには新鮮だったようです。
学生たちだけでなく、こちらも楽しめました。


iタイム


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2012.08
27
8/23(金)

コミュニケーションの手段は言葉だけではありません。
表情や身振り手振り、目線、声の調子、相手との距離などは、時に言葉以上に重要な働きをします。
しかし、それらは万国共通ではないため、知らぬ間に思わぬ誤解を生んでしまう可能性もあります。

また、日本は言語への依存度が低い「高コンテキスト(状況)文化」と呼ばれています。
「あ・うんの呼吸」「空気を読む」「以心伝心」などの言葉がその良い例です。
日本に来て1~2年の当校の学生たちに、そこまでのレベルを求めるのは酷な話ですが、身振り手振りぐらいならできそう。
ということで、今週のiタイムは「ジェスチャー」です。

じゃんけん

まず前半はプロジェクターを使い、「おじぎ」「じゃんけん」「納得」「前を通ります」など50のジェスチャーを見せました。
学生たちは日本に住んでいるだけあって、知らないものが半分、知っているものが半分ぐらいといったところ。
「くるくるパー」「おかま」「てんぐ」などのいわゆる「スラング」にあたるものはウケました。

暑い?

同じ形でも日本とは意味が違うものもありました。
例えば、日本では「熱い」ものを触ったときにするこのしぐさは、ネパールでは「すみません」、ブラジルでは「おいしい」を表すそうです。
また、日本では「彼女、女性」を意味する小指を立てる動作が、「トイレに行きたい」という意味になる地域もあるんだとか。
こちらも勉強になりました。

ジェスチャーゲーム

後半はジェスチャーゲーム。
お題を引き、そこに書かれた内容を同チームの者に言葉を使わずに伝えます。
制限時間内に最も多く伝えられたチームが勝ち。
上の写真は「車」を引いた学生のジェスチャーですが、どう見ても自転車です。
もちろん誰も答えられませんでした。

賞品

「新聞を読みながらバスを待っている」「砂糖と塩を間違ってしまった」など難題もある中、優勝チームは5分間で13のお題をクリア。
賞品としてアイスクリームをプレゼントしました。

頭も使い、体も使い、笑いもあって非常にいい時間となりました。
が、残念なのは学生たちの脳に一番深く刻まれたのが下のジェスチャーであること。
写真の上にカーソルを合わせると答えがわかります。

パンツー
丸見え

仙台国際日本語学校はこれからも、品格ある日本語学校を目指します。


iタイム


(セ)


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