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仙台国際日記

仙台国際日本語学校の日々をお伝えします。

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2014.10
01
「今日は皆さんに小説家になってもらいます!」
そんな言葉から始めた今週のiタイムでは、「リレー小説」というのをやってみました。

②

今回のクラスは12人だったので、4人のグループを3つ作りました。
そして各グループに、1枚に4つの欄がある紙×4を渡し、「おもしろい」「悲しい」「怖い」「愛」の4つのテーマで書くように指示。
1人で書くのではなく、リレー形式で書いていくので、

 「おもしろい」 ・・・ Aさん(起) → Bさん(承) → Cさん(転) → Dさん(結)
 「怖い」 ・・・ Bさん(起) → Cさん(承) → Dさん(転) → Aさん(結)
 「悲しい」 ・・・ Cさん(起) → Dさん(承) → Aさん(転) → Bさん(結)
 「愛」 ・・・ Dさん(起) → Aさん(承) → Bさん(転) → Cさん(結)

という順番になります。
こうすると、必然的にグループの全員が全てのテーマについて、また起承転結のそれぞれを担当することになります。

注意事項としては以下の3つを事前に挙げておきました。
 ①文体を統一すること(=「起」担当の人が普通体で始めたらずっと普通体、丁寧体で始めたらずっと丁寧体)
 ②「結」以外を書く場合は、次の人が書きやすいところで終わること(=全部説明しない)
 ③自分の前の欄を書いた人に質問をしてもいいが、相談をしてはいけないこと

①

時間は1回あたり10分としました(ちょっと短かったかもしれません)。
つまり、最初の10分で全員が「起」部分を書き、紙を回した後次の10分で全員が「承」の部分を書き・・・という具合です。
約40分で、各グループ4つの小説ができあがりました。

IMG_5489.jpg

書いた後は、グループ内の4つの作品から最も優れた作品を選出させ、全員の前で発表。
各グループの№1作品の中から、今度はクラスの№1作品をみんなで決めました。
そして見事最優秀作品に選ばれたのが、Cグループ(↑の写真)の『バカのアイディア』です。
ご一読ください。


  『バカのアイディア』(テーマ:「愛」)

  その人とはじめて会ったのは、冷蔵庫の中でした。
  その時私は、真っ白のもちを好きになりました。
  でも私は氷です。
  人はもちと氷を一緒に食べられません。
  私たちの愛は最初から悲しいことになると決まっていました。

  ある日、私の愛しているもちを見ながら、いいアイディアを思いつきました。
  そう、それは素晴らしいアイディアでした。
  私はもちじゃない、でももちになれば私たちはすてきな愛ができるようになる。

  私のいいアイディアを、もちにも相談しました。
  でも、もちはそのアイディアをいいと思いませんでした。

  もし私ももちになれば、もちと幸せな生活ができるかもしれませんが、そのアイディアは本当にバカでした。
  私は氷です。
  絶対もちになるわけがありません。
  それで私はさびしくなりましたが、毎日私ともちは話して、一緒に遊んで、とても幸せでした。
  ですが、その日、起きた時もちがいませんでした。
  もちは食べられたそうです。
  私はびっくりして、死ぬほどかなしかったです。
  そして私はそれを聞いて、水になりました(死にました)。


みんなで作品を作りあげる楽しさ、予想通りにならない面白さ、そしてグループの連帯感。
日本語で小説を書くことを通して、そんなことを感じられた今週のiタイムでした。


(セ)


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2014.09
18
作文の授業で学生たちが書いた「自分の国の料理の作り方」
最後にご紹介するのは、ロシアのYリアさんの作文から、「爪木(つまぎ)」です。

3_20140918163109aa1.jpg

材料
・卵 2個
・砂糖 1/2カップ
・牛乳 大さじ1.5杯
・ウォッカ 大さじ1杯
・塩 小さじ0.5杯
・油 大さじ1.5杯+揚げ油
・小麦粉 2カップ
・バニラ 少々


作り方
①卵、砂糖、牛乳、ウォッカ、塩と油をミキサーでよく混ぜて、後で小麦粉を入れて混ぜます。固い生地を作ります。
1_201409181631068f0.jpg
②生地をぼうで薄くのばして、ストライプに切って、ストライプの中に穴を作って、ストライプのしっぽを穴に通します。
2_20140918163108125.jpg
③大きいなべに揚げ油を入れて、20~30秒揚げて、平皿にのせてバニラパウダーをふりかけたらできあがりです。


皆さんも、ぜひ作ってみてください。
※味の保証は致しません。


(セ)


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2014.09
10
作文の授業で学生たちが書いた「自分の国の料理の作り方」
続いてご紹介するのは、モルドバのCリスティーナさんの作文から、「ジェマ・モルドベネスカ」です。

1

材料
・鳥肉 半分羽
・玉ねぎ 1個
・人参 1個
・トメト 1個
・パプリカ 1/2個
・パセリ
・ローリエ 2枚
・卵 1個
・小麦粉
・塩 大さじ1
・こしょう 少々
・ディル
・ジャガイモ 2個
・レモン 1/2個
・自家製パスタ


自家製パスタの作り方
①ボウルに卵を入れます。小麦粉と卵を一緒に手につかなくなるまで混ぜます。
②①の生地をすごく薄くなるまで転がして、スライスします。
2_20140910112857a9e.jpg


スープの作り方
①鳥肉をゆでて、灰汁(あく)をすてます。
②玉ねぎを細かく切ります。ジャガイモと人参とトメト細く切って、①のスープに入れます。
③25分くらいゆでます。
④その後、ローリエとパプリカとパスタもスープに入れます。
⑤塩、こしょう、パセリ、ティル(細くする)を弱火で煮たらできあがりです。
⑥レモンのジュースを入れます。


皆さんも、ぜひ作ってみてください!
※味の保証は致しません。


(セ)


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2014.09
09
作文の授業で学生たちが書いた「自分の国の料理の作り方」
続いてご紹介するのは、台湾のJョさんの作文から、「蚵仔煎(オアチェン)」です。
④

材料
・牡蠣 100g
・卵 一人一個
・キャベツ

生地の材料
・地瓜粉(タピオカ粉) 80g
・水(常温) 200g

甘辛ソースの材料
・水 4カップ
・ケチャップ 大さじ4
・塩 少々
・砂糖 大さじ2
・オイスターソース 大さじ2
・スイートチリソース 大さじ3
・片栗粉(少々の水を入れて混ぜる) 少々


作り方
①牡蠣を用意しておく、キャベツも洗って用意しておく。
②ソースを作る。鍋に片栗粉以外の材料を入れて混ぜる。後で片栗粉を入れてとろみがつくまで混ぜる。
③生地を作る。ボウルに地瓜粉(タピオカ粉)と水を入れて混ぜる。
④フライパンに油大さじ1を入れて中火で熱する。
①
⑤②の生地をフライパンに入れて、牡蠣とキャベツも入れる。
②
⑥しばらくいじらないで中火で焼く。
③④
⑦縁から中へ寄せる。
⑧卵をフライパンに入れて、オアチェンの上で焼く。
⑨生地が固まって、少しこんがり焼けたらお皿に置く。
⑩甘辛ソースをかける。


皆さんも、ぜひ作ってみてください!
※味の保証は致しません。


(セ)


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2014.09
08
作文の授業で学生たちが書いた「自分の国の料理の作り方」
続いてご紹介するのは、チリのFラビオラさんの作文から、「鳥肉のカスエラ」です。

20140905134800606_0001.jpg

材料(4人分)
・鳥肉(足) 4本
・ジャガイモ 4個
・玉ねぎ 2個
・にんじん 1本
・ピーマン 2個
・トウモロコシ 2個
・カボチャ 4片
・ニンニク 2片
・セロリ 1本
・パセリ 1本
・米 3杯
・塩、こしょう 少々

作り方
①ジャガイモとトウモロコシ半分に切って。
②ちょっと長くにんじんとピーマンを切ります。
③パセリは細かく切って。
④なべは冷や水に鳥肉、ジャガイモ、にんじん、ニンニク、セロリ、塩とこしょうしておきます。ゆっくりゆでます。
⑤20~30分後でジャガイモを出します。
⑥トウモロコシ、カボチャと米を入れます。
⑦15分煮て、後で火を消します。
⑧鳥肉のカスエラは土鍋に入れます。でも皿もいいです。
⑨スープにジャガイモを入れて混ぜます。さいごパセリを加える。

皆さんも、ぜひ作ってみてください!
※味の保証は致しません。


(セ)


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2014.09
06
作文の授業で学生たちが書いた「自分の国の料理の作り方」
続いてご紹介するのは、フィリピンのMッシーンさんの作文から、「アプリターダ」です。

完成

材料
・鶏肉(もも肉) 400~500g
・じゃがいも 大2個
・にんにく 2片
・玉ねぎ 大1/2個
・パプリカ 1/3個
・水 1カップ
・カットトマト 1カップ
・トマトケチャップ 大さじ1
・塩・こしょう 少々
・パン粉 少々

作り方
①鶏肉は大きめに、にんにくはみじんぎり、玉ねぎはスライス、じゃがいもは一口大ぐらいに、
パプリカは細長い形に切ります。
とりにく
②なべに油を熱して、鶏肉をいためます。火が通ったら取り出し、そのなべでにんにく、玉ねぎをいためます。
  カットトマトと水、トマトケチャップを加えて、鶏肉を鍋に戻し煮込みます。
チッケン
③じゃがいもとパプリカを加えて、塩・こしょうで味をととのえます。パン粉を入れてとろみがついたらできあがり。
スプン

皆さんも、ぜひ作ってみてください!
※味の保証は致しません。


(セ)


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2014.09
05
作文の授業で学生たちが「自分の国の料理の作り方」を書きました。
非常に出来がよく、ただ添削して返すだけではもったいないので、今日から数回に分けてこのブログでご紹介します。
まずはFォンさんの作文から、ベトナム料理「ゴ―ヤの肉詰め」です。

20140905134629593_0001.jpg

材料
・ゴ―ヤ 2個
・ひき肉 100g
・えび 5ひき
・玉子 1個
・ねぎ 2本
・きくらげ 5枚
・水、塩、こしょう 少々
・はるさめ 少々

作り方
① きくらげとえび、ねぎ1本を細かくきざみます。
② ゴ―ヤは半分にきります。ぜんぶたねをすてます。ゴ―ヤの中ぜんぜんありません。
③ ひき肉と①、玉子、はるさめ、塩・こしょうを入れて混ぜます。
④ ②に③をぎゅうぎゅう入れます。
⑤ なべに④を入れ、水を入れ、火にかけます。弱火で30分にます。軟らかい時、できあがりです。
⑥ ねぎを2㎝ぐらいにきります。⑤の上に入れます。

皆さんも、ぜひ作ってみてください!
※味の保証は致しません。


(セ)


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2014.08
30
当校には多読のための図書室があります。
夏休み中、リニューアルを行いました。

絵本や漫画など、新しく買った本約50冊が仲間入りしました。
そしてこれまであった本も合わせてレベル別に配置をし直し、使いやすくなりました。

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新しい本を読んだ学生からは、「おもしろかった」、「絵がとてもきれい!」などという感想が出ました。
まだ読まれていないものもありますから、これからどんどん読んでいってほしいと思います。

新しく「仙台コーナー」も作りました。
仙台在住で仙台を舞台にした小説を書いている伊坂幸太郎関連の本、伊達政宗の本など。

412.jpg

机の配置も大きく変えました。

IMG_5476.jpg

これまでは向かい合ってずらっと列に並んでいましたが、小さい島に分けました。
イメージはカフェです。
学生も教師も動きやすい動線ができましたし、学生が勉強モードを切り替えられて、
多読のポイントである「楽しく読むこと」につながるのも期待できると思います。

そして、一番のポイントは黒板の絵です。
Mリアさんが描いてくれました。

IMG_5455.jpg

コンセプトは”FORGOTTEN LIBRARY”だそうです。
丸一日と半日かけて描いてくれました。
Mリアさんは自分の国で絵を勉強し、教えていたこともある学生です。

IMG_5457.jpg

IMG_5459.jpg

夏休みが明けてこの絵を見た学生たちはみんなとても驚いていました。
自分の携帯で写真を撮る学生も。

図書室がとても素敵な空間になりました。
Mリアさん、本当にありがとうございました。

本も全体の雰囲気も大きく変わった今回のリニューアル。
多読の時間をより楽しんでくれるといいと思います。


(な)


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2014.08
25
今週のiタイムでは、写真を使った活動をやってみました。

海

まずは、この写真↑をプロジェクタ―で写し出し、学生たちに写真の中の情報を順番にどんどん言わせました。
「老人が二人」「海」「天気はくもり」「船や島も見える」「いすに座っている」「二人の背中から撮った写真」
「男性は緑のシャツ、女性は青いシャツ」「二人の前にひもが二本ある」「男性はベルトをしている」
「多分夫婦だけど、喧嘩中?」「男性のポケットにボタンがついている」「女性はポカリスエットを飲んでいる」・・・

大量の宿題が功を奏したのか、夏休み明けにも関わらず、言葉がスムーズに口から出てきました。
能の活性化と、本活動の半分「写真を言葉に」の練習がこれで完了。
続いては本活動へと移ります。

1

本活動は「写真を言葉に、言葉を絵に」
手順と注意は以下の通りです。

 〈手順〉
 ①ペアを作り、一人を「伝え手」、もう一人を「描き手」とする(↑では左の学生が「伝え手」、右の学生が「描き手」)。
 ②「伝え手」はipadの画面に表示されている写真について、言葉だけを使って「描き手」に説明する。
 ③「描き手」は、「伝え手」の言葉だけを頼りに、できるだけ写真と同じような絵を描く。
 ④制限時間終了後、各ペアの作品を張り出し品評し、順位付けする。

 〈注意〉
 ※1 「伝え手」は「描き手」に写真を見せたり、手やものを使って形や大きさを伝えたりしてはいけない。
 ※2 「伝え手」は「描き手」が描いている絵を見ながら説明することができる。
 ※3 「描き手」は「伝え手」に質問しながら絵を描くことができる。

5.jpg

手順と注意を徹底させた後、各ペア一斉にスタート。
最初は、この道に寝転んでいる猫の写真です。

ねこ①

制限時間20分の後、完成した作品がこちら。
猫も車も道もビルも描いてありますが、視点がちょっと違うため品評会では2位でした。

ねこ②

猫が猫に見えず、「大きなネズミ!」と馬鹿にされていましたが、こちらが優勝作品。
「これが1位?」と思うかもしれませんが、ポイントは画力ではなく、構図、形、色などを表現できるかどうかなのです。
やらせてみて気付いたのですが、この猫の写真は斜めの線が多く、また奥行きもあって1回目の題材としては今一つでした。

10_20140825144258b52.jpg

その反省をもとに、次の題材としたのがこちらの写真。
カップルらしき男女がベットに腰掛け、マグカップを持ちあげているところです。
制限時間は1回目と同様20分。
2回目ということもあり、各ペアとも先ほどより要領よく描けていました。

カップル3

品評会での優勝作品がこちら。
表情が怖くて、カップの位置も低いのですが、それ以外の必要な要素をしっかり描き表すことができています。

カップル2

こちらはかなり上手に描けていますが、先ほどの猫の写真と同様、視点が違うので惜しくも2位でした。

カップル1

中には、こんな独特なタッチの作品もありました。

2

終了後の学生の感想は、「頭を使った」「楽しかった」というものが大多数。
活動中も笑い声が絶えず聞こえ、予想以上に盛り上がりました。
少し欲を言えば、もっと絵が上手な学生がいるクラスでやりたかったです。

絵を完成させることが最終的な目的ですが、発話量が「伝え手」も「描き手」もかなり多かったです。
今回のように、相手が知らない情報を伝えるという行為は実際のコミュニケーションでもよく使われています。
この活動は、会話の練習としての効果がかなり高いように感じました。
写真を代えれば、何回でもできるし、様々なレベルの学習者相手にできる活動だと思います。
日本人の方も、お子さんの教育に、カップルやご夫婦のマンネリ解消にぜひやってみてください。

※写真は著作権フリーの画像サイト写真素材 足成から使わせていただきました。


(セ)


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2014.08
04
NHK教育で放送中の「デザイン あ」という番組をご存じでしょうか。
子どものみならず大人も楽しめ、「デザイン」について考えさせられる番組で、私自身もよく観ています。

番組の中にはたくさんのコーナーがありますが、中には視聴者参加型のコーナーもあります。
「あ」を自由に(ぬり絵みたいに)デザインして、NHKに送り、選ばれた作品が番組内で放送されるというものです。
非常におもしろいので、iタイムで紹介し、学生たちにもデザインをしてもらいました。

0

でも、「あ」をデザインしてこのブログなどで紹介すると、大人の事情で都合が悪いのです。
また、学生たちの創造性・独自性をより引き出すためにも、今回は「あ」じゃなくて「ん」にしてみました。

授業の流れとしては以下の通りです。

 ①「デザイン あ」の番組紹介
 ②「あ」じゃなくて「ん」とかかれた用紙(↑)を配布
 ③「ん」をデザインさせる
 ④完成した「ん」について説明させる

一目見ただけでは、文字通り「ん?」とわかりにくい作品もあるので、④が以外と重要です。
また、④がないと授業の一環としてやる意味が薄れるような気もします。

では、学生たちの作品をいくつかご紹介。

10_20140804095411f92.jpg

こちらは韓国のNヒョンさんの作品。
「ん」を分解して、アルファベットのIとSが組み合わさったものとして捉えたんですね。

46.jpg

次はベネズエラのMリアさんの作品。
海の中のマーメイドを圧巻の画力で表現しています。

50.jpg

中国のK村さんはオブジェのように「ん」を描きました。
こうして見ると、「ん」って面白い形です。

18.jpg

モルドバのCリスティーナさんには「ん」が猫に見えたようです。
発想がすばらしいですね。

43.jpg

誰とは言いませんが、中には「ん」の存在を全く無視した作品もありました。
彼は将来大物になるかもしれません。

こんな感じで全学生の約半分、50人が「ん」デザインしました。
全ての作品はこちらからご覧ください。



また、仙台を拠点に活動しているバンド、「ザ・ガイジンズ」から曲を提供してもらい、動画(↑)も作成しました。
実は、メンバーの一人が当校の学生なんです。
こちらもぜひご覧ください。

今回の活動は「面白そうだからやってみた」というのが正直なところですが、日本語教育的な意味としては、
 
 ①日本の番組を知ることができる
 ②自分の描いたものや他の人が描いたものが、日本語で話すきっかけになる
 ③「ん」以外にも、例えば新出漢字を分解して覚えたり、絵のように捉えて理解する力を養う

といったところでしょうか。
でもやっぱり、何より見ていて面白かったし、学生たちも目をキラキラさせてやっていました。
たまにはこういう授業もいいものですね。


(セ)


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2014.08
03
仙台国際センターで行われた「せんだい地球フェスタ2014
その中のイベントの一つ、「在住外国人によるスピーチコンテスト」に、ベトナムのTオさん(1クラス)が出場しました。

この日は10人の弁士によるスピーチが行われましたが、事前に行われた書類選考には21人の応募があったそうです。
社会人や大学生からの応募もあった中、Tオさんは見事合格し、発表する権利を掴み取りました。

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会場は満席で、立ち見の人もいたほどの賑わい。
しかも、顔も名前も知らない人たちばかりですから、Tオさん、序盤はちょっと緊張している様子でした。

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しかし、中盤からは話し方が滑らかになり、表情も豊かになったように感じました。
3月の校内弁論大会で発表した経験が生きたのかもしれません。

アルバイト中に「ざる、持ってきて」と言われ、「はい」と言ったが「ざる」が何かわからず、ヘラを持って行って笑われたこと。
信号待ちをしている時に警察官に「どこから来たの?」と声をかけられ、驚いて来た道を指差し「あっち!」と答えたこと。
自分自身の体験を交えた話に、客席からも笑い声が聞かれました。

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10人の発表は1時間ほどで終わり、その後審査の時間がありました。
その間、東北大学の留学生によるすずめ踊りが披露されました。
しかし、踊りが終わっても時間が余っていたようで、今度はお客さんも一緒にすずめ踊りを踊ることに。
Tオさんの応援に駆け付けた、彼女のクラスメイトのSビットさんは、その空気感に馴染めなかったようでした。

4_20140804092629aa0.jpg

さて、そんなこんなで結果発表。
惜しくも最優秀賞と優秀賞には選ばれませんでしたが、奨励賞(7人に贈られる)とユーモア賞(1人に贈られる)を受賞!
日頃の勉強と、夏休み中のE先生との練習が実を結びました。
Tオさん、おめでとうございます。

実は、この大会には3年前にも当時の学生が3人出場しています。
来年も開催されると思うので、興味がある学生はぜひチャレンジしてみてください。


(セ)


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2014.07
25
夏休み前最後の登校日であるこの日、今年度4月期入学者を対象に、交通安全・防犯教室を開催しました。
当校でのこのような試みは、2012年から毎年2回行っており、今回が5回目です。
開催にあたっては、今回も仙台中央警察所の皆様にご協力いただきました。

①

前半はプロジェクターを使い、交通ルールや道路標識についての説明。
主要なものは普段の授業の中でも話していますが、やはり警察官の言葉は重みが違うのでしょう。
今年の新入生は真面目な性格の人が多いのですが、いつにもまして真剣に聞いていました。

加えて、事故や事件の被害者となった場合の対応と、加害者となった場合に課せられる罰則についてもお話しいただきました。
学生の多くは、自国と比べ、日本は「きびしい」ということを再確認したようです。

②

そして後半は学校の外へと移動し、この「みやぎくん2号」を使った体験型の交通安全指導を行いました。

⑤

上の写真の左上は、認知力・判断力・瞬間記憶力を測定する機械。
ある学生はこれがとても速く、係の方から「チャンピオン」という称号をいただきました。
右上の機械では、車に乗る際のシートベルトの必要性が学べます。
左下は自動車運転のシュミレーター、右下はその自転車版です。

③

当校の学生の場合は、交通手段として自転車を使う人が大多数。
そこで上の4つの機器の中でも、特にこの自転車のシュミレーターは時間をかけて指導していただきました。

④

そして、その成績が満点だったネパールのTマンさん。
係の方曰く、「これは、なかなかないことだから!」ということで記念撮影。
素晴らしいことですが、これはあくまでシュミレーターの中での話です。
これに驕ることなく、実際に自転車に乗るときにも、安全運転を心がけてほしいものです。

毎学期恒例となりつつある行事ですが、内容が毎回パワーアップされており、夏休み前にいい注意喚起ができました。
学生の皆さん、これからも日本のルールを守って、楽しい留学生活を送ってください。
そして最後になりますが、仙台中央警察所の皆様をはじめ、ご協力くださった方々、ありがとうございました。


(セ)


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2014.07
22
Category : 2014年7月~9月
Theme : 洋書
Genre : 学校・教育
今月、仙台国際日本語学校から2冊の本を発売しました。
1冊は、『Sendai, Miyagi – Español Fácil Date Masamune』(やさしいスペイン語で読む伊達政宗)という本です。
Dates表紙
(ISBN978-4-9907465-4-4、本体500円+税、A5版、32ページ)

スペイン語の伊達政宗の伝記です。英語版に続く第2弾。やさしいスペイン語で、伊達政宗の一生をダイジェストで読めるます。
写真やイラストも豊富で、日本の歴史に詳しくなくても、すらすら、楽しく読めます。
伊達な粋を感じさせる大胆でゴージャスな金の表紙。裏表紙には、毛筆で書かれた辞世の句が書かれています。
外国(スペイン語圏)の方へのお土産・プレゼントにどうぞ。
スペイン語を勉強している方にもお勧めです。


もう1冊は、『Sendai,Miyagi in easy English 3.11 -The Great East Japan Earthquake- 』です。
311表紙
(ISBN978-4-9907465-3-7、本体500円+税、A5版、28ページ)

東日本大震災の概要と、3月11日からの日々の様子をわかりやすい英語で綴った記録です。
概要は、地震があまり起きない国の方でも理解できるよう、「震度」など基礎的な知識を図解で丁寧にまとめています。
記録は、当校の教師が当時の写真とともにメディアとは違う被災者の目線で克明に綴っています。


上記の2冊は、丸善(仙台アエル店)さん、みちのく伊達政宗歴史館さん(松島)で販売しています。
maruzene
(↑丸善仙台アエル店洋書コーナー)

新刊ではありませんが、『にほんごでよむ仙台・宮城 vol.1/vol.2』も好評販売中です。
こちらは、東京の凡人社さん日本語ブックスさんでも販売しています。
maruzenj


(E)


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2014.07
09
NHKが運営している「NHK NEWS WEB EASY
小・中学生や日本在住の外国人向けのやさしい日本語で、ニュースを観たり、聞いたり、読んだりできるウェブサイトです。
今週は、この「NHK NEWS WEB EASY」を使って授業をしてみました。

まずは、プロジェクターで白板に「NEWS WEB EASY」を映し出し、当日のニュースの一つを「普通のニュース」で見せました。
「普通のニュース」というのは、NHKの番組で放送された通常(「やさしい日本語」ではない)のニュースのことです。
中級後期のクラスですが、映像があっても一度で内容をすべて聞きとり、理解するのは難しかったようです。
そこで、次に同じ内容のニュースをやさしい日本語版で聞かせました。
機械の音声ではありますが、語彙や表現が調整されているため、全員が内容を把握できました。

次に、一人に一台ipadを渡し、「NHK NEWS WEB EASY」を開かせて、サイトの構成を理解させるために数分自由に使わせました。
サイト自体もシンプルでわかりやすく、漢字にもルビがあるので、学生たちはすぐに使いこなせるようになりました。

①

と、学生たちが「NEWS WEB EASY」についてわかったところで、これを使っての活動に移ります。
学生には「アナウンサーになってください」と伝えましたが、具体的には、

 ①一人一人の担当する「日」を決める
 ②割り当てられた日のニュースを全部観させて(読ませて)、自分の興味があるニュースを一つ選ばせる
 ③選んだニュース(やさしい日本語版)を紙に書き写させて覚えさせる
 ④選んだニュースを読む練習をさせる
 ⑤全員の前でニュースを読ませ、聞いていた人は採点する

という流れです。

学生には「⑤の発表するときは原稿(ipad)を見てもいいけど、できるだけ覚えて」と伝えました。
一部の学生はそれを聞いて、②の「自分の興味がある」というところを「短くて覚えやすい」と変換したようです。
ともあれ、後で発表があり、しかも採点されるということで、みんな一生懸命覚えようと必死になっていました。
ipadにはビデオ機能もあるので、自分の声を録音し、自分で聞いてみるという方法で練習する人もいました。

②

約30分ほどの練習の後、発表をさせました。
意見を述べるのではなく、既成事実を正確に伝えるということもあってか、全体的にいつになく緊張していたように感じました。
それから、今回は「覚える」ということに意識が向きすぎていて、「伝える」という面が今ひとつだったという印象です。
次にやる時は、発音や表情や目線や間(ま)など話し方の練習もしてからやってみようと思います。
でも、誰ひとり発表を拒んだり、途中であきらめたりしなかったので、初めてにしてはまずまずだったと言えるでしょう。

③

また、発表の際にもipadで音声を録音しておき、授業後一人一人に自分の声を聞かせました。
「こんなに下手だとは思わなかった」とか「変な声・・・」という感想が多く聞かれました。

今回の活動の効果としては、

 (1)様々なニュースに触れることができる
 (2)自分の日本語の発音を客観的に確認する機会になる
 (3)まとまった量の日本語を話す練習になる
 (4)学外での学習につながる

といったことが挙げられるでしょうか。

「NHK NEWS WEB EASY」が気に入った学生も多いようで、授業後スマートフォンに登録している人もいました。
ぜひ、定期的に観て勉強してほしいものです。
また、このサイトは別の形でも授業に活用できそうです。
とりあえず、今年の夏休みの宿題の一つとして使ってみます。


(セ)


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