RSS
Admin
Archives

仙台国際日記

仙台国際日本語学校の日々をお伝えします。

プロフィール

SISJ

Author:SISJ
仙台国際日本語学校
SENDAI INTERNATIONAL SCHOOL OF JAPANESE

You Tube
このブログ内の画像
最新記事
カテゴリ
最新コメント
アクセスカウンター
facebook
検索フォーム
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2011.09
30
学生たちが書いた震災・津波体験談をまとめ、文集をつくります。(手作りです)
この秋休みを利用して、4~5月に書いてもらった作文を編集しています。
11月完成予定です。本日は、その打ち合わせがありました。


打ち合わせ

手書きの原稿をパソコンに入力する作業も終わり、ようやく本格的な編集作業に入ります。

この文集を作ろうと思ったのは、『月刊日本語』のインタビューがきっかけでした。
4月1日、東京の「アルク」の方々が取材のために来校しました。
3月11日の震災時に日本語学校がどのように対応したか、取材を受けました。
取材の対象は、私たち教職員と学生でしたが、
その当時、ほとんどの学生が国外または県外に避難しており、仙台に残った学生はわずかでした。
そのうちの何人かに声をかけ、4名の学生に取材を受けてもらいました。

学生たちがインタビューで語った震災時の様子は、興味深い内容でした。
私たちもその時になってはじめて、震災時に彼らがとった行動の背景や心情を理解することができました。
また、彼らが3月11日の大地震から多くのことを学んでいたということがわかりました。
そして、その時から他の学生たちの話も聞いてみたいと思うようになったのです。
そして、学生たちから震災時の様子を聞いているうちに、この話を作文として書いてもらい、
文集としてまとめたいという気持ちが生まれました。

当初、まだあまり日本語が上手ではない学生には、
母語で書かせ、翻訳させてもいいかなという考えもありました。
ですが、彼らが、母語ではなく、日本語で書くことに意味があるのだと気づきました。
「学んだ日本語だけで表現する」というのは、非常に苦しい作業です。
しかし、そのような不自由で苦しい状況の中で、
必死に伝えようとする、その中にこそ真実があるのではないかと考えたのです。
ただ、ストレスがかかる作業なので、無理に全員に書かせたのではなく、
あくまで希望者にのみ書いてもらいました。

作文原稿

学生たちが苦労して日本語で書いた原稿です。
彼らが見た大震災と日本・日本人の姿がここにあります。


内容は、決して明るいものではありませんが、
読んでいると少し勇気や元気がもらえるようなものが多いような気がします。


進捗状況は、また後ほど。


(E)


↓PUSH
にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
2011.09
29
CM:0

17:32
Category : 2011年7月~9月
Theme : サッカー
Genre : スポーツ
実況:皆さん、こんにちは。
   気持ちの良い秋空のもと、今日は牛越橋運動広場よりお届けします。
   実況のジョン・I江です。そして解説はセトジオ・E藤さんです。
   よろしくお願いします。

解説:よろしくお願いします。
  
快晴

実況:おーっと、すでに試合が始まっていました!
   それにしても人数が少ないですね。

解説:学生たちが忙しく、思ったように集まらなかったみたいですねー。
   6対6でこの広さはなかなか大変だと思いますよ。

反則!?

実況:おーっと、S花選手、Pラス選手の服を引っ張っております。

解説:何か理由があるんでしょうが、女性は強いですね…。 

実況:おーっと、あそこに見える黒い影はなんでしょうか?
   8人ぐらいいますね。

ピッチ:I江さん、I江さん、ピッチレベルのW邊です。
    あれはK長先生が見つけて来た対戦相手のようです。
    なんでも東北大学の1年生、学友会卓球部の学生だそうですよ。

実況:そうですか。面白くなってきましたね。
   ここで改めて仙台国際日本語学校チームと東北大学チームに分かれてキックオフです!

VS東北大学学友会卓球部1年生Aチーム

解説:東北大学の学生たち、若いだけあってさすがに動きが良いですね。
   ん~、でも仙台国際日本語学校チームも負けてはいませんね。

実況:そうですね。おーっと後ろに見える6番の選手はだれでしょうか?。

解説:昨日入国したばかり、10月からの新入生のハン選手ですよ。
   スポーツを通して在校生と仲良くなれるといいですね。

実況:おーっと、試合が終わってしまいました。
   延長戦でも勝負がつかず、試合はPK戦に入ります!

PK.jpg

実況:ゴーーーーーール!なでしこの感動今再び!
   仙台国際日本語学校チームの勝利です!

解説:いやー、いい試合でしたね。
   負けてはしまいましたが、東北大学のチームも頑張りました!

試合終了

実況:おーっと両チーム、試合後の握手です。

解説:感動的ですね。
   スポーツで汗を流したうえに、国際交流にもなるなんて一石二鳥ですね!

全員集合

実況:以上、牛越橋運動広場よりお届けしました。
   みなさん、さようなら!

解説:またお会いしましょう!


(セ)

↓PUSH
にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
2011.09
28
2週間ほど前、前期修了をお知らせしました。

しかし、まだ終わっていなかったのです!
震災の影響で入学が遅れた学生のために特別補講を行っていました!

きんちょうします

今日9/28はその最終日、初級の総まとめのテスト。
テストの説明を聞いている学生たちは緊張気味。

むずかしそうです

うーん、むずかしそう…。

むずかしいです

やっぱりむずかしい…。

結果はさておき、夏休みの補講と、この秋休みの補講で遅れを取り戻しました!

他のクラスの学生が休んでいる中、1日も休まなかった新入生たち。
もう一度言わせてください…


頑張りましたっ!


これでようやく、本当の前期修了です!
学生のみなさんは秋休みですが、先生たちはいつも通り学校にいます。
困ったことがあったらいつでも来てくださいね!

後期は10/11(火)から始まります!
また元気な顔で会いましょう!


(セ)

今、何位かな?ポチッ。
  ↓
にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
2011.09
26
CM:0

11:13
9月23日に仙台国際センターで「せんだい地球フェスタ2011」というイベントが開催されました。
国際協力や国際交流を行っている団体や、留学生たちが中心の地球規模のイベントです。

この中の「在住外国人による日本語弁論大会」に私たちの学校が誇る精鋭3名が出場しました。

この日の為に、何回も原稿を書き直したり、発表の練習をしたりと努力を重ねてきた3人。
緊張しないで、がんばれ~。

全体のトップバッターという、最も緊張する場面に登場したのは、この人。

koumei01[1]

王KMさん。
神様がこの人なら緊張しないでしょうと、選んでくれたのでしょう。
まるで国家主席のような堂々とした語り方でした。
タイトルは「震災で私は変わった」

続いてネパール人留学生、マニPBさん。
ビシッとスーツ姿が決まっています。

mani01[1]

タイトルは「私の地震体験」

東日本大震災の時の様々な体験をわかりやすく、日本語で伝えていました。

そして大トリはこの人。

xuejiao01[1]

王XJさん。
普段は聞くことができないような、大きな声で堂々と発表していました。
タイトルは「2時間先の人生の変化」
ん~、凝ったタイトルですね!

3人とも、日本語が上手だったのはもちろん、発表した内容も素晴らしく、
何よりもあの観衆の中で堂々と発表することができていました。
K長先生も涙を流して拍手をしていました!

さて結果発表。

の前に、応援に来ていた3人組。出場者と違って、気楽に楽しんでいます。

ouendan01[1]

何と優秀賞に、王KMさんとマニPBさん。ダブル受賞!
おめでとう。

そしてアイディア賞に、王XJさん!
タイトルが効いたかな?

3人とも素晴らしい賞をいただくことができました!

最後に応援に来ていた友人や先生たちと記念撮影。

kinensatsuei01[1]

3人とも本当におめでとう!

震災で大変なことが多かったけど、いい思い出ができましたね~♪


(いま)


よろしければ、押してください!
  ↓
にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
2011.09
20
CM:0

17:40
9/16(金)

前期が終了しました。
本当にいろいろなことがありました…。

しかし、4月当初は仙台を離れていた学生達も徐々に戻り、
今では在籍している学生のほとんどが以前のように勉強しています。


終業式

ちょっと一息つきたいところですが、そうもいきません。
10月からはクラスが変わり、新入生も入学します。
また、今後は学生たちにとって大切な試験があり、進学に向けての準備もしなければなりません。
ということで、約3週間の秋休みをいかに過ごすか、終業式でK長先生からお話頂きました。

みなさん、10月からも頑張りましょう!
私たちも頑張ります!



また、16日付で修了となるリョウさんの卒業式も行いました。

友だちと

仲がいい友達と。
みんないい顔です。

おめでとう

卒業おめでとう!
ときどき、このブログで学校の様子をチェックしてくださいね!


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.09
16
9/15(木)

宮城県白石高校の学生2名が当校を見学しに来てくれました。
なんでも、高校の「職場訪問」という体験学習で日本語学校を選んだそうです。
私は高校生のとき、「日本語学校」という存在すら知りませんでした…。

緊張気味?

学校の案内や諸々の説明の後は、授業見学。
初めて見る日本語の授業と、外国人ばかりのクラスにやや緊張気味のご様子。

難しい!

加えて、上級クラスの「日本留学試験対策 総合科目」という授業の難しさに驚いたようです。
ここでプリントの内容の一部をご紹介します。

 地域統合について適当なものを線で結びなさい。 

 NAFTA ・  ・ 東南アジア諸国連合
 ASEAN ・  ・ アジア太平洋経済協力会議
 APEC  ・  ・ 北米自由貿易協定


当校の1クラスの学生なら、みんな答えることができます!たぶん。

採点にチャレンジ

授業見学の後は、テストの採点にも挑戦!
普段は採点される立場ですが、少しだけ先生気分を味わえたかな?

束の間のカンバッセッション

ここで一休み、当校の学生たちとおしゃべり。
何を話していたのでしょうか、廊下まで笑い声が聞こえてきました。

御指導御鞭撻

最後は「日本語教師とは」「日本語学校とは」というテーマの御指導御鞭撻。
自ら日本語学校を選んだだけあって、熱心に話を聞いてくれました。

あっという間の職場訪問でしたが、何かのお役に立てたでしょうか。
将来仕事を選ぶ際、選択肢のひとつとして「日本語教師」という職業も考えてみてください。
ほんとうに大変ですが、やりがいのある仕事ですよ!


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.09
11
Category : 2011年7月~9月
Theme : 音楽
Genre : 学問・文化・芸術
9/10、学生がいない静かな土曜日。

♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪

聞こえてくるのはジャズの音。

そう、仙台では「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」開催中なのです。
もう聞きにいかずにはいられない!
昼過ぎに学生にTEL。
すぐさま数人の学生が集合。

いざ!

よし、行くぞ!

花京院スクエア前

まずは学校から100mほどの花京院スクエア前。
岩手の中学生のビッグバンド。
学生たちは「えー、中学生ですか!」とその腕前に驚いていました。

ミニガンザ

次のステージ、アジュール仙台前に移動。
そう、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」は仙台市内に45か所のステージがあるんです。
E先生に買ってもらった「ミニガンザ」という楽器。
中にサンゴのかけらが入っていて、振るとシャカシャカと音がします。

アジュール仙台前

最前列を陣取り、静かに聞いていると、どこからか聞こえてくるスペイン語と手拍子。

ラテンの「ノリ」

なんと、私たちとは別に、プライベートで聞きに来ていたメキシコ出身Dさんと遭遇!
やっぱり「ノリ」が違います!
こんなところでも「お国柄」を実感。

かき氷

次のステージへ向かう途中、かき氷を購入!
ありがとう、E先生!

頭キーン

キーン!
早食い注意!

マークワンスクエア2

最後はマークワンスクエア2でロックバンドの演奏。
1時間ほどでしたが、音楽の力、東北の活気を感じました!

♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪♬♪♫♪


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.09
09
9/9(金)、地震を想定した避難訓練を行いました。

机の下に避難!

「日本は地震が多い国」ということは、ほとんどの学生が日本に来る前から知っています。
しかし母国で地震を経験したことがない学生が多く、
地震の際、どのように対応すればいいかはわからないのです。

そこで当校では、入学時のオリエンテーションの時からDVDなどを使って、
地震の時にどのような行動をとればいいか教えるとともに、年に数回避難訓練を実施しています。

そのおかげで3/11の大きい地震でも、パニックに陥らず冷静に行動することができました。

頭隠して尻隠せず

「学校にいる時に地震が来たら、机の下に入りましょう!」と先生の声。
しかし、体が大きい学生は、机の下にしっかり入ることができません。
「頭隠して尻隠ず」状態。
でもそれでいいんです。
頭が何より大切です。

このあと、「押さない、走らない、しゃべらない」の「お・は・し」もしっかり教えました。

地震を止めることはできません。
しかし、行動次第で被害を最小限に食い止めることはできます。
そのことを理解している学生たちは、皆まじめに取り組んでいました。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.09
05
仙台国際ボランティア日記 9/5
Sendai International Volunteers' Diary



2011年3月11日…。
あの日から、間もなく半年が過ぎようとしています。

仙台国際日本語学校では、学生からの声を受け、
4月30日から「仙台国際ボランティア部」として震災後復旧ボランティア活動に参加してきました。

「被災地に近い人が」「細く、長く」やっていこうとの決意を胸に行ってきた活動は、
全12回、参加者の延べ人数は106名に上ります。

しかし、今までのような活動は打ち切ることにしました。

理由は大きく二つあります。

まず一つ目は、
各市区町村が運営していたボランティアセンターが相次いで閉所していることです。
震災から約6カ月が経過した今、私たちのような一般人にできることは、そう多くはありません。
もちろん、依然としてボランティアを必要としている地域はあります。
しかし、仙台市の中心部にある当校からは、いずれも遠方であり、
今までのように日帰りで活動を行うことはかなり難しい状況なのです。

そしてもう一つの理由は、
私たちが「学校」であるということです。
私たちは「ボランティア団体」ではありません。
外国人留学生である学生たちには、11月には「日本留学試験」、
12月には「日本語能力試験」という大きな試験が待ち構えています。
また在籍している学生の半数以上が、来年の4月には進学を控えています。
学業以外でも、多くの学生が日本での生活のため、昼夜を問わずアルバイトをしています。
つまり、あらゆる面でボランティア活動に参加するだけの「余裕」がないのです。
ボランティア活動は、その「余裕」がある人が行うことだと私たちは考えます。

以上のことから、「仙台国際ボランティア部」の活動に一旦幕を下ろします。

今後は本分である学業に励むとともに、
今までとは違う形で私たちが貢献できることを模索していきたいと考えています。
また新たな活動を始める際には、当ブログにてご報告させていただきます。

これまで、様々な方面からご協力、ご支援いただいた皆様、
このブログを借りて、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

お疲れ様


(仙台国際ボランティア部 部員一同)



にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.09
02
CM:0

14:42
仙台国際日本語学校には「スペシャルコース(Special Course)」があります。
受講者に合わせたカリキュラムを組み、特別な教材を使った授業を行います。
マンツーマンの「プライベートレッスン」なので、短期間で日本語のレベルアップを図りたい方や、
まとまった時間が取れない方にはうってつけのコースです。

8/22から9/2までの2週間、フランス人のマークさんがこのスペシャルコースを利用して日本語を勉強しました。

授業

毎日午前9時から12時まで、主に文法と漢字を勉強しました。

文法の授業で、ある先生が「動詞の辞書形+ことがあります」の練習をしていた時のこと。
「いつもフォークで食べますが、たまにアシで食べることがあります。」とマークさん。
もちろん「足(あし)」ではありません。
フランス人の彼は「H」の発音が苦手。
答えは「箸(はし)」だったそうです。

こういうやりとりが日本語教育の難しさであり、おもしろさでもあります。

友達

大きくて優しそうなマークさん。
本人は「内気です…」と話していましたが、そんなことはありません。
休み時間になると、たくさんの学生と談笑している姿を何度も目にしました。
短い学習期間でしたが、色々な国の友達ができたようです。

書道体験

8/30の漢字の時間には書道も体験。
マークさんの好きな言葉を書いてもらいました。
初挑戦にもかかわらず、なかなかの腕前!
下は作品集です。

桜静か真阿空

ちなみに「真阿空」は教職員が考えた「マーク」の漢字です。
仏教や武士道などの日本文化に興味があるという彼にぴったりだと思いませんか?

修了

そして今日9/2日、コース修了。
授業後、修了証を授与。
また、「真阿空」と彫られた印鑑もプレゼントしました。

一度も休まず、毎日出される宿題もしっかりやってきた真面目なマークさん。
もし、また仙台に来ることがあったら、学校に遊びに来てくださいね!


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
26
鶴の恩返し(つるのおんがえし)

むかしむかし、与平(よへい)という気のいい男がおりました。
今日は大晦日(12月31日)、与平は町へ薪(たきぎ)を売りに行きました。
帰り道、猟師(りょうし)に鉄砲(てっぽう)で撃たれ傷ついた鶴(つる)を見つけました。
それは、それは、美しい鶴でした。
その鶴を持ち帰ろうとする猟師に与平は、薪を売った金を全部渡し、鶴を助けてやりました。

その夜のことです、つうという女が道に迷い、一晩泊めてほしいと訪ねて来たのです。
そして、つうは与平と結婚したいと言いました。
与平と与平のお母さんは、とても喜び、すぐに結婚式をしました。

ある日、つうはお礼に「千羽織りの布(せんばおりのぬの)」を織りました。
三日三晩織り続けてできあがった布は、それは、それは、すばらしいものでした。
与平と与平のお母さんは、大喜びでその布を売るために町へ出かけて行きました。
布は200両(1500万円~2000万円位)で売れました。
そして、与平はつうにたくさん布を織るように命令(めいれい)しました。
つうは与平の心がだんだん変わっていくことを悲しみました。
つうは「私が布を織っているところを絶対に見ないでほしい。」と与平に約束させて、
最後の布を織ることにしました。
与平と与平のお母さんは、つうの織る「千羽織り」のおかげで、やっと幸せが来たと大喜びでした。

しかし、ふと与平は思いました。
つうがなぜ、あのようなきれいな布を織ることができるのか?
つうはどこで何をしていたのか?
なぜ自分と結婚したのか?

与平はがまんできなくて、つうの部屋をのぞいてしまいました。すると・・・




日本のとても有名な昔話です。
この後、本当は

つうは「私はあなたに助けられた鶴です。
助けてくれたあなたに恩返しがしたかったんです。
けれども、愛しているあなたの心が分からなくなってしまいました。」と言いました。
そして泣きながら空高く飛び立って行きました。
与兵はいつまでもいつまでも空を見上げ、つうの名を呼び続けました。


鶴


となりますが、学生たちにこの続きを考えてもらいました。





 
 ・つうは、そのあとでべつの部屋をさがして引っ越しました。
  (ネパール、Rさん)

 ・つうは鶴でした。自分の羽で千羽織りの布を作りました。
  最後の布を作って、鶴は死んでしまいました。
  (中国、Kさん)

 ・与平はつうの部屋をのぞいたけど部屋の中にはだれもいませんでした。
  与平は部屋の外で何時間も待ちましたが、つうは帰ってきませんでした。
  (ネパール、Cさん)

 ・つうはお金と鶴を取ったあとで、与平を殺害しました。
  (メキシコ、Dさん)

 ・部屋に入るとつうはいませんでした。
  うちからすぐ出てさがしている最中に空に鶴が飛んでいるのが見えました。
  よく見ていると、鶴がつうにかわっていくのが見えました。
  与平はびくっりして、つうへ走っていきました。
  つうは「あなたが私を助けたから私の小さい命をつづけることができました。
  私は鶴じゃなくてつうになってあなたのために生活をします。」
  と言って与平をだきました。
  与平は「あなたの恩返し生活が終わるまでそばにいる」と言って、
  幸せに生活しました。
  (モンゴル、Gさん)



めでたしめでたし。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
24
ダリア

菊じゃありません。
ダリアです。

今、事務所の入り口に飾ってあります。
というのも、K長先生がこの花が好きだということを知っていたE先生が、
K長先生に球根をプレゼント。
それをK長先生が丹精込めて育て、見事立派な花を咲かせたというわけなのです。
お陰さまで学校の雰囲気がパッと明るくなりました。

ちなみにダリアの花言葉は「華麗」「優雅」「威厳」「感謝」「栄華」などがあるそうです。

ダリア(黄)&ダリア(オレンジ)

黄色いダリアの奥に、オレンジのダリアも「優雅」かつ「威厳」を持って咲いております。

学生の皆さん、今の努力がこのダリアのように大輪の花をつけるのです。
ひたむきにコツコツと頑張りましょう。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
20
8/20(土)

当校と姉妹校の関係にある東北電子専門学校の国際分野学科説明会を行いました。
姉妹校というだけあって、普段からコンピューターの授業や各種イベント等での交流がさかん。
同じビルの中にあることもあって、毎年多くの学生が進学しています。

学科説明

まずはスクリーンを使って学校の特色や進学・就職実績等の説明を受けました。

説明を聞く学生たち

留学生にとってこの時期に、進学を予定してる学校の説明を聞ける機会はそう多くはありません。
そのため、ほとんどの学生が説明会に参加するのは初めて。
みんな一生懸命聞いていました。

漢字の体験授業

続いては、漢字の授業を体験。
当校でも漢字の授業は行っていますが、東北電子専門学校の漢字の授業はとてもユニーク。
配られたのは常用漢字1945字が書かれたプリント(↑上の写真で学生が持っているもの)。

先生:「東北電子の漢字の授業では、教科書は使いません!使うのはこの紙1枚です!」
学生:ヒソヒソ、ザワザワ、ドヨドヨ、キョロキョロ

なんでも、毎回プリントの中から学生がわからない漢字を選び、それを先生が教えるんだとか。
「先生→学生」ではなく、「学生→先生→学生」ということです。
名前を呼ばれた学生が選んだ漢字は「」。傍で見学していた私は冷や汗、見て見ない振り。
コンピューターソフトを使って書き順を見せ、その後例文を交えて意味と読みを指導していました。
お陰さまで私もまたひとつ賢くなりました。

E-ラーニング

E-ラーニング
ご存知でしょうか。
これは授業を録画してインターネット上でいつでもどこでも授業を見られるシステムです。
当校でも利用していますが、このE-ラーニングを使って専門学校の授業も見学しました。
学生とのやりとりも録画されているため、授業の雰囲気がよくわかりました。

体験学習(名刺作成)

また、オリジナルの名刺作りにもチャレンジ。
いまさら言うまでもありませんが、コンピューターの設備は充実しています。

オリジナル名刺作成中

色を付けたり、イラストや写真を挿入したり。
みんな思い思いのデザインで名刺を作っていました。
ちょっと面白かったのは、「住所:仙台市あとは秘密」という一文。
「じゃあ書かなくていいよ」と思わずつっこんでしまいました。

進学ガイダンス

最後は進学ガイダンス
ここでは、東北電子専門学校についてだけではなく、大学院、大学、専門学校、短期大学
それぞれの特徴や経費、就職状況などを説明していただきました。
学生にとって、これらを比較しての説明は非常にタメになったようです。

11月には日本留学試験、12月には日本語能力試験、その後は志望校の入学試験があります。
今日の説明会を機に、そろそろ自分の進路、将来を真剣に考えてみましょう。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
17
CM:0

18:17
8/17(水)
長く、暑かった夏休みも昨日でおしまい。
今日からまた授業が始まりました。

夏休み中は大きな問題もなく、それぞれの夏休みを満喫したようです。
にもかかわらず、お土産を持って来てくれた学生はいませんでしたが、その笑顔で十分です。
いい先生ですね~。

ありがたいお言葉

久々の授業の後、簡単にではありますが始業式を行いました。

学生達(午前)

K長先生のありがたいお言葉を熱心に聞く学生たち。
登校した時には「先生、日本語全部忘れました~」なんて言っていた学生たちですが、
そんなことはありません。しっかり理解していました。

学生達(午後)

今日はほとんどの学生が出席しましたが、休んだ学生もちらほら。
心配だったので電話で確認すると、「えっ、今日からですか!?」と始業日を勘違いしていた様子。
気持ちは痛いほどわかりますが、そんなことではいけません。

K長先生のお宅の近辺では、ここ数日で夏の蝉(セミ)の声から秋の虫の音に変わったそうです。
学生のみんなも同じように、夏休み気分をスッと切り替えて、勉強に励みましょう!


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
06
CM:0

09:45
「七夕(たなばた)」って、七月七日じゃないの?
はい、そうです。でも、ここ仙台では、旧暦の七夕で祝うので、8月なのです。
そして、今日から三日間「仙台七夕祭り」なのです。

駅中

仙台駅です。外はまだ修復工事が続いていますが、中はすっかり直りました。

普段、土曜日ボランティアに参加してくれている学生を中心に、
facebookなどで「いっしょに七夕祭りを見に行きませんか」と呼びかけたところ、
アルバイトや旅行などで忙しい中、7名の学生が集まってくれました。
K沢先生は、参加してくださる上に、浴衣の着付けまでしていただけることになりました。感謝。

浴衣

浴衣姿で、あでやかな女性陣。やっぱり普段とイメージが変わりますね。
集合時間の30分に学校に来て、着替えました。

出発

そして10時にみんな集合。遅刻なし。すばらしい!七夕祭りのパンフレットを携え、レッツゴー!

愛だろ.愛

七夕飾りを見物しながら、歩いていたら、
「被災地に贈る七夕飾りの吹き流しにメッセージを書きませんか」というイベントがありました。
漢字一文字で、想いを伝えるというところが面白い。
みんなが「力」、「助」、「水」だの書く中、ネパール人ナビンさんが悩みぬいて書いたのが、これ。
「愛」。迷ったら、直球勝負です。きっとS戸先生の影響でしょう。

ラムネ

今日は久しぶりに夏らしい天気。ということで、暑い…。そこで、祭りの飲み物と言ったら、これ!
一本は親切な店員さんが何も言わずに開けてくれたので、もう一本買って、解説付きで開けてみせました。
そして、やはり解説付きで飲み方を指導しました。
学生たちは、感動のあまり、周りの目も気にせず拍手をしたとかしないとか。

ブルーハワイ

突然、「先生!」と呼び止められて、振り向くと、元教え子が「かき氷」を売っていた。
聞くところによると、七夕期間中だけの短期のアルバイトとか。
とはいえ、彼女の周りのバイトさんたちは
「先生なんでしょ。もちろん買ってくれますよね」というオーラを発す。
たじろぐも、かき氷を人数分購入。
おいしそうに食べるミネマンさん。
「先生、ブルーハワイって何ですか?」
「ん?!うん、いい質問ですねぇ。青いんですよ、ハワイは。行ったことないけど……。
うん、そう、食べれば分かるよ。 ね! どう? ブルーのハワイって感じでしょ?」

盛り盛りプリクラ

途中、涼みがてら、ゲームセンターでプリクラを撮ってみました。
盛りすぎて、なんだかすごいことになってます。
男性陣ははっきり言って、気持ち悪い。
モード設定で、「ふんわりカワイイ系」を選んだのがまずかったか…。

ゲームセンター

こちらは、レーシングゲームで戦った二人。
メイヨウさん、強いのは数学だけじゃなかった。

ひょうたん揚げ

そして、ここらで、軽く腹ごしらえ。仙台名物「ひょうたん揚げ」です。
魚のすり身のアメリカンドッグっていう感じです。アツアツでうまいべ?

災害復興寄せ書き

災害復興の寄せ書きに参加しました。みんなあえて自分の国の言葉でメッセージを書きました。

絆タオル

私は、ここで、このタオルを購入。これを巻いて、また泥かきボランティア行ってきます!

NIKON.jpg

勾当台公園のNIKONのブースで記念写真を撮ってもらいました。
写真を撮ってその場で印刷してくれて、ペンライトまでプレゼントしてくれるんです!
ちなみに、私のカメラもナビンのさんのカメラもNIKONだったので、
図々しくそのカメラでも撮ってもらいました。
ちなみに、前にいる女性スミンさんのポケットにいるクマは、
タイケンさんがゲームセンターのクレーンゲームでゲットした大物です。

この公園で昼食を食べ(まだ食べるのかよ)、一息ついたところに、にわか雨が降ってきました。
すぐさま、逃げるようにア-ケード街へ。

雨が降ると、商店街の人々は一斉に七夕飾りが濡れないように、ビニールで覆わなければならないのです。
大混雑の中、通りを抜けると、もう止んでいた。なんだか今日はツイテル。

茶会
学校までの帰り道。またまたおもしろそうなイベントが、「七夕茶会」。
無料で茶道が体験できて、お茶が飲める。
シェンファさんは、「前からやってみたかったんです!」と大喜び。

二つ星
さてさて、楽しかった七夕ツアーもこれにて終了。最後に、クイズを一つ。

この茶会で出た和菓子の名前は何でしょう?

もちろん七夕らしい風流で粋な名前です。
味は、甘くてベタベタしています。でも、そこは大目に見てあげましょう。一年に一回なのだから。

カーソルを写真に合わせると、答えがわかります。

当たった方の中から抽選で3名様に、七夕限定キモプリクラをお送りいたします。


(E)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
04
CM:0

16:29
今年もやってきました。暑い夏。
と言ったら、花火にスイカ、夏祭り。そして、数学

仙台国際日本語学校の夏と言ったら、日本留学試験対策「数学コース」なのです。
毎年、夏休みに大学進学希望者向けに10日間集中で数学を勉強できるコースです。
そして、なんと! このコースは、当校の学生は無料で受けられるのです。

一日3時間、午前中の涼しい時間に「数学コースⅠ」を基礎から応用まで、徹底的に勉強します!

IMG_3308.jpg

講師は、おなじみE先生(どうもすみません。私です)。ん、だいぶ日焼けしていますね。

IMG_3309.jpg

すごい集中力です。日本語の能力と数学の能力の相関関係は、あるようなないような……。

IMG_3310.jpg

毎日、授業の最初に小テストをして、前日の復習をします。

IMG_3312.jpg

説明は日本語でしますから、日本語の勉強にもなるんです。
でも、日本語で数学について質問するのは難しそう…。

IMG_3314.jpg

紅一点の玄さん。
去年は女子学生が多かったのですが、今年は男性ばかりでE先生にとっては、さびしい夏

現時点で、日本で留学生が国立大学など難関校に合格するためには、日本語だけではだめなのです。
日本に来てから、この厳しい現実に気づいても遅いのです。

これから日本に留学して、日本の大学に入りたいと考えている方は、
母国にいる間に、高校レベルの数学の基礎もしっかり身につけておいたほうがいいでしょう。

今日で9日目。明日が最後の10日目。
高校球児に負けずに、悔いのない夏を過ごしましょう!


(E)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
03
Category : 2011年7月~9月
Theme : 夏休み
Genre : 学校・教育
仙台国際日本語学校は7/23から8/16まで夏休みです。
しかし、震災の影響で入学が遅れた学生のために、
夏休み特別補講を夏休み初日の7/23から今日8/3まで行いました。

プライベートレッスン①

写真はモンゴルから来たMライさん。
彼はとりわけ入学が遅かったため、プライベートレッスンで徹底指導。
このきめ細やかさ、まるで絹豆腐。

プライベートレッスン②

6月の来日当初は、ひらがなすら読めなかった彼も、
今ではひらがな・カタカナ・初歩の漢字の読み書き、簡単な会話はできるようになりました。
この吸収力、まるでスポンジ。

楽しい授業

こちらは6クラスの授業。
初級クラスなので教師は身振り手振り、そして学生は笑顔が多めです。

厳しい授業

でも楽しいだけではなく、やることはきっちりやります。
メリハリ!

6クラスの学生は、午前中は早朝からアルバイト。
それが終わると昼食も食べないで授業のために登校する毎日。
にもかかわらず、誰一人休むことなく(Mライさんも)出席率は100%!
頑張りました!!

ようやく夏休み

ようやく明日から本当の夏休みに入る彼ら。
授業後は嬉しそうに帰って行きました。

初めての夏休みがちょっと短くなってしまいましたが、
君たちにとって充実した日々になるよう、先生たちは願っていますよ。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.08
03
CM:0

09:24
Category : 2011年7月~9月
Theme : 夏休み
Genre : 学校・教育
8月になり、暑い日が続くはずが、今年は例年に比べ涼しい仙台。
今日8/3の天気は曇り、最高気温は25℃とのこと。最近はずっとこんな感じです。

しかし、仙台国際日本語学校は節電・省エネ継続中です!

節電中

教室、事務所、廊下などの電灯は20%程度外してあります。
案外なくても暗いとは感じないものです。

エアコン28℃

エアコンの設定温度は28℃。
学生などが設定を変えないよう、集中管理されています。

クールビズ

今年から導入されたクールビズ。
しばらくの間、ネクタイは締めません。
実は男性職員にとってはこれが一番ありがたい!体感気温が全然違います!
普段スーツを着ない学生や女性職員は関係ないと思いきや、
「セクシーな胸元と喉仏を見ることができて、嬉しい」との声があったとかなかったとか。

例年にもまして節電が叫ばれている今年の夏。
家の電化製品のコンセントはさしっぱなしじゃありませんか?
無駄な電気はつけっぱなしじゃありませんか?
この記事を読んでくださったみなさん、一緒に頑張りましょう!

「みんなでやれば、大きな力に。」


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
27
Acrostic(アクロスティック)とは…

らころも
つつなれにし
ましあれば
るばるきぬる
びをしぞおもふ(伊勢物語より)

のように、ある文の中にある言葉を織り込む言葉遊びの一種です。折り句とも呼ばれています。
上の例文の頭文字を「かきつばた」という花の名前になりますよね。

また、日本人が小学校等の避難訓練の際に習う、
さない・しらない・ゃべらない」や
さない・けない・ゃべらない」もこれにあたります。
バラエティ番組などでよく見る「あいうえお作文」なんかも同じです。

授業時間がちょっと余ったときや、学生のやる気が今一つだなと思うときなどにやっていました。
その中におもしろいものがあったので、一部ではありますがご紹介します。

アクロステッィク

↑こんなプリントを使いました。


まずはあ・な・た

 えなくて みだでてくる だいつも 
 遠距離恋愛の気持ちでしょうか…。 

 なた に べている 
 そんなことまで気になる乙女心。 

 いしていた彼女と つに別れて ばこだけ吸う 
 季節は秋でしょうか、哀愁があります。トレンチコートを着てブラックコーヒーがあるとなお良し。


次はお・か・ねです。

 かねない おもわるいし るひとり
 1つくらい、いいところあるよ!

 いしいな らいラーメン えさんと 
 お金があると外食もできるのでしょう。お姉さんにおごるのかな。

 かねない のじょもいない られない 
 酒に走るなよ!耐えろ!

 かねがないから みさまに がっている 
 働け!


続いてし・ご・と

 ごとあと はんをたべて もになる 
 それが「付き合い」ですよ。

 ています はんのために てもむずかしいけど 
 現実的だね。

 たくない ごはしごと てもたいへんだから
 午後に何があるの?


最後は自分の名前を使って自己紹介

 ビノドさん
 ノドは んだり食べたり遊んだり こでも生きることができます

 たくましいね。

 違うビノドさん
 ールいっぱい みすぎて アをこわしてしまった

 謝りなさい。

 ゼニシャさん
 んぶ ほんごわかりました しゃちょうになりました

 そんなに簡単じゃないよ。

 アジカリさん
 たまがいい つは しこい ーダーになるつもりだ

 そうですか。

 ロハさん
 くがつ勉強がんばります ちがつ試験大丈夫なはずです
 
 もっと長い時間勉強しなきゃだめですよ。

 ディリプさん
 きたらあなたと結婚したい こんしたら りぷりですよ

 ぷりぷりする程度かよ!
 

お楽しみいただけましたでしょうか?
仙台国際日本語学校では、きびしい授業の合間にときどきこんなこともやっています。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
25
作品集です。雰囲気を出すため印を押して(書いて)みました。
まずは「好きな言葉(漢字)」

火

「火」。まるで燃え上がっているような筆使い。

台風

「台風」。暴風雨が吹き荒れる!

酒

「酒」。ビールジョッキに見えますよね。そして笑っています。
お酒を飲むと楽しくなる様子をうまく表現しています。

見

「見」。よーく見ています。

記念

「記念」。こういう字体の書道家さん、いますよね。

日本史

「日本史」。なぜこの言葉を選んだのでしょうか。
筆使いは上手ではありませんが、こうして見ると味がありますね。

続いては「卒業までの目標」です。

旅行する

「旅行する」。どこへ行きたいのかな。

日本人の恋人作りたい

「日本人の恋人作りたい」。んー、相当の努力が必要かな…。

大学入る

「大学入る」。頑張れ~!

お酒止める

「お酒止める」。この作者は「好きな言葉」で「酒」を書いた学生です。
好きだけど止める…。彼の葛藤を感じます。

目本語頑張ります

「日本語頑張ります」。んっ?よく見ると「目」本語!
そうだね、頑張らないとね。

書道展 開催中

授業後、校内の廊下に張り出しました。
現在「漢字のない国から来た学生の書道展」開催中です。
今回ご紹介できなかった作品も満載。お時間があれば、ぜひお越しください。もちろん無料です。

例年に比べると、漢字に対する取り組みがまじめな今年の学生たち。
今回の授業がきっかけとなって、より一層漢字が好きに、上手になればいいなぁ。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
23
「きのうは校外研修。明日から夏休み。みなさん勉強したくないでしょ?」

「そうです。センセイはガクセイのキモチがワカッテイマース!」

「そこで、今日は特別な授業をします。(筆と半紙を見せながら)書道です。」

「Oh~」

というやりとりから始めてみましたが、決して遊びではありません。
非漢字圏の国々からやってきた学生たちにとって、漢字は日本語学習における最大の壁。
書道を体験することによって、漢字の象形性・芸術性に触れ、
「漢字はおもしろい」「もっと勉強してみよう」と感じてもらうことがねらいです。
日本文化でもありますしね。

書の達人

教えるは「書の達人」。
何事も形から。

まずは、漢字の象形性がわかる作品や、過去の学生の作品を見せながら導入。
また、どんな時に日本人が筆を使って書くのか、
道具の名前、紙の表裏、縦書きの書き方、書くときの姿勢なども説明しました。

今日のテーマは「柔」。腕を柔らかく使い、筆も柔らかく使う。
そして頭も。自由な発想でね。

とはいえ基本は大切です。
練習として「一」、「十」、「永」を書かせ、
横線、縦線、はね、はらい等を、実際に達人が見せながら指導しました。

練習

まだぎこちない。

手ほどき

達人の手ほどき。この後この学生は見違えるほどの作品を連発したとかしなかったとか。

練習その2

徐々に「らしく」なってきたかな。

中国人学生 飛び入り参加

噂を聞きつけた中国人の学生も参戦。
達人も真っ青の腕前。

本番

いよいよ本番。課題は2つ。
1つは「好きな言葉」、もう1つは「卒業までの目標」
さあどんな作品ができあがったのか。
成果のほどは乞うご期待。

続く…


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
23
食事を終えた後は、2グループに分かれました。
Aグループはこけし絵付け→温泉。Bグループは温泉→こけし絵付け。

まずはこけし絵付けの様子を紹介します。

絵付け

黒、赤、緑、三色の塗料を使って世界に一つだけのこけしを作ります。
所要時間は約30分。完成品がこちら。

こけし

サングラスをかけたこけしや、おそらく世界初の真っ赤な顔のこけしもありました。

こけし②

こちらはミニこけし。かわいらしいものから、この季節にぴったりのおどろおどろしいものまで。
個性が表れています。

K長こけし

今回の最優秀作品に輝いたのはこちら。
K長先生のこけしです。
あまりに出来がよかったため、このこけしに挨拶をした人もいたとかいなかったとか。

作品はこの絵付け工房で加工してもらった後、学生たちに手渡します。
ミニこけしはストラップになるそうです。

続いては温泉。

足湯

昼食をいただいた大広間のすぐよこにあった屋外の足湯。
学生も先生も一緒に癒されました。

ババンババンバンバン

不快に感じた方はいますぐパソコンの電源をお切りください。
もっと刺激がほしいという方は当校のface bookページへどうぞ。

ビバノンノン

事前に温泉の入り方を説明していたため、皆体を洗ってから入浴していました。
男湯の浴場内では、日本語教育界ではお馴染みの「い形容詞」(例:すごい、かわいい)の嵐。
しかし、これ以上は説明できません。悪しからず。

スヤスヤ

イベント盛りだくさんのスケジュールに学生たちは満足した様子。
でも、はしゃいだせいか帰りのバスの中ではスヤスヤ。

これでもか!というほどの日本文化を感じた一日。
授業中には見られない学生の顔を見ることができました!

今日という日が、仙台国際日本語学校での良き思い出の一つになってくれれば嬉しいです。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
23
夏休みが2日後に迫った7/21(木)。
今日は学生たちが待ちに待った校外研修の日です。

いつもは午前クラスと午後クラスに分かれて勉強していますが、今日はみんな一緒です。
違うクラスの学生、違う国の学生、普段は厳しい先生たちとも仲良くなれる楽しいバス旅行。
学生たちは朝からハイテンション!
朝から歌い出す学生もいたほどでした。

バス

高速道路も利用して、1時間30分ほど。目的地は鳴子。
言わずと知れた温泉とこけしの郷です。

マイナスイオン

もちろん今回のプランにも温泉&こけしは入っていますが、その前に。
バスを降りてマイナスイオンを浴びながら向かうのは一体どこでしょうか。

かんけつ泉

答えはかんけつ泉!!
「地獄谷」と呼ばれるこの一帯は、天然温泉が絶えず湧き出て、
場所によっては吹き上げている所です。
これには学生たちもびっくり。
「私の国でも30分に1回出てくるのはあります。でもずっと出ているのは初めて見ました!」
とある学生は言っていました。

激写

みんなカメラマンに変身。
「国の家族に見せます!」と記念撮影に長蛇の列ができました。

着席

さて、撮影を終えた一行。
次に向かうのは、伝統ある日本旅館。ここで昼食を食べ、その後温泉に入ります。
普段とは違う大広間で椅子に座らずに食べるスタイルにちょっと緊張気味。

昼食

並べられている蓋をあけると、目にも鮮やかな日本食の御膳。
刺身、天ぷら、お吸い物など、普段はあまり口にしない品々に、
「先生これは何ですか?」「どうやって食べますか?」などの質問が飛び交いました。

下鼓

口に合わないかなと若干不安に思っていたこちらの予想は外れ、意外にも好評。
中でも茶碗蒸しは人気があったようです。

格式高い旅館と、初めて食べた料理のせいか、
「先生ごちそうさまでした」と一礼して退室するやけにかしこまった姿が印象的でした。

続く…


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
19
「先生、どうですか❤」
当校から、姉妹校である東北電子専門学校に進学した学生が浴衣姿を見せに来てくれました。

なんでも、専門学校の授業で着させてもらったとか。
その艶やかな姿をご紹介します。

朴さん

朴さん。
う~ん、ナイスですね~。

孫さん

元気いっぱい、ダブルピースの孫さん。

金さん

おしとやかな金さん。

崔さん

ちょっと恥ずかしそうな崔さん。

邱さん

「ようこそおこしくださいました~」とは言っていませんが、若女将風の邱さん。
就職先は旅館かな。

ハティジェさん

大人の色気、ハティジェさん。
さすがです~。

全員集合

みんなよく似合っていますね。
ちなみに学生たちの浴衣はすべてK先生のものだそうです。

顔を見せに来てくれてありがとうございました。
卒業生の元気な顔を見られて嬉しかったです。

仙台は連日30℃近い暑さですが、ひと時の涼しさを感じたある日の昼下がりでした。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
16
仙台国際ボランティア日記 7/16
Sendai International Volunteers' Diary

1か月ほど前…

 4/1の『月刊 日本語』の取材を通して知り合った(株)アルクの村上さんからメールが届いた。
メールの内容は当校のボランティア活動に参加したいというものだった。
その後日程等のやりとりを重ね、7/16ついに、実現!
今日のために東京から来てくださった村上さんに感謝。久々の再開を喜んだ。

学校にて
<後列右から2人目が村上さん>

 8:20、校用車にて岩沼市VCへ向かう。
天候は晴れ。それもそのはず、数日前に東北地方も梅雨明けした。
天気予報によると、気温は今日も30℃に達するとのこと。

 高速道路も利用したため、9:00にはVCに到着。簡単な手続きを済ませ、仕事を待つ。
VCの壁には、被災地での活動の写真や、ボランティアの方々からのメッセージが貼られていた。

メッセージ

 待つことおよそ40分。作業のオリエンテーションを受ける。
場所はなんと前回と同じお宅。庭の泥かきが主な仕事。

 VCの車で現場へ向かい、10時過ぎには作業を始めることができた。
植木があるために、小さいスコップや熊手、時には素手で地道に枝や枯葉をとりのぞく。
今回参加した学生は皆ボランティア経験者のため、手際が良い。
自分から積極的に作業に取り組んでいた。

 それにしても暑い。ゴーグルの中には汗が溜まり、ゴム手袋を外した手はまるでお風呂上り。
マスクを取った後のひげは、シェービングクリームがなくても剃れるのではないかと思えるほど。
しかし、リーダーの判断によるこまめな休憩に助けられる。
一緒に作業した日本人のおばさんは、「熱中症にならないようにね」と岩塩をくれた。

 ボランティア活動は見ず知らずの人たちと一緒に行うことがほとんど。
自分たちのグループだけですることは滅多にない。
しかし、当校の学生(外国人)が潤滑油となり、休憩中は話が弾むことも多い。
外国人がボランティアに参加することには、いろいろと付加価値があるようだ。

 正午過ぎ、作業終了。庭はだいぶきれいになったが、まだやり残したところも多い。
あとは午後も活動される方に託し、VCへと戻る。

 VCに戻ると、ありがたいサービスが。なんと冷たいタオル。
なんとも言えない清涼感。この心遣いがたまらなく嬉しい。

冷たいタオル

 さっぱりしたところで、VCの正面玄関に回ると、あの「秋田名物ババヘラアイス」!!
ボランティア参加者や、地域の方に無料で振舞われていた。
本来は名前の通り「おばあさん」が売っているのだが、にしてはイッツソーヤング。
「おばあさんを連れてくると、高くつくのよ。私たちでごめんね。」
いいえ、そんなことはありません。むしろ、ありがとうございました。

秋田名物ババヘラアイス
 
 はじめてのババヘラ。シャツの汗のシミが暑さを物語る。
さっぱりした味が、作業後には最高。ごちそうさまでした。
 
はじめてのババヘラ

 VC内では、岩沼市VCオリジナルTシャツが無料配布されていた。
こういうものは、頂かないほうが失礼。すかさずゲット、そして着る。

岩沼VC Tシャツ

 あまりに似合いすぎたせいか、I先生はVC職員と間違えられたとか。
みんなで着替え、すると…

復興戦隊ボラレンジャー

復興戦隊ボラレンジャーに変身!!
今後も毎週1回(予定)、被災地に愛と勇気と笑顔を運ぶ。

 帰りがけに、津波で甚大な被害を受けた仙台空港に寄った。
国内線・国際線ともに運航が再開されただけに、きれいになっていた。
しかし、周囲はまだまだ手つかずの所も多かった。

 仙台に戻ったのは2:00頃。ボラレンジャーはまだ昼食を採っていなかった。
岩沼市VCの広告塔とまではいかないが、PRのためこのまま仙台市内へ繰り出すことに。
ちょうどこの日は東北六県の祭りが一同に会す「六魂祭」。楽天の試合もあったため、人、人、人。

今日の仙台は暑く、熱く、そして昼食に食べた牛タンも(シャツの効果か)厚かった。

  

村上さん

遠方からわざわざ足を運んでいただき、ありがとうございました。
仙台市民として嬉しく、そして心強く感じます。
また仙台にお越しの際は、ぜひ当校にお立ち寄りください。



カメラマン 京子


文 :(セ)
写真:(セ)&京子


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
12
CM:0

17:59
仙台市内で日本語教育を学ぶ大学生が、当校に授業見学に来ました。

実は、先週にも2回、別の学生さんたちが見学に来ています。
E先生とS戸先生がそれぞれ担当し、初級クラスの授業を行いました。

本日は、3回目。トリを飾るのは、仙台国際日本語学校に咲いた一輪の花、M先生!
よっ!待ってました!っと周りで騒ぐので、やや緊張気味でしたが、やはりそこはプロ。
教壇に立てばきちんと仕事をこなします。

IMG_3012.jpg

教室の後ろに行儀よく座っているのが、授業見学にきた学生さんたちです。

IMG_3017.jpg

当校の学生たちも、いつもに増して真剣に勉強に取り組んでいます。集中力が違う。

IMG_3023.jpg

授業の流れなど、しっかりと細かいところまでメモしているようです。

IMG_3024.jpg

初級の授業はダイナミックに! M先生、前に出る。

IMG_3025.jpg

休み時間に記念写真。

授業後に、見学を終えた学生さんたちに今日の授業の感想を聞きました。
・楽しかった。
・知識として知っていた文系項目を、実際にどう教えるのかがよくわかった。
・教室の雰囲気がよく、学生たちも気さくでとてもいい感じだった。
・学生たちの発言が多く、どんどん話す。
・休み時間に学生さんに話しかけてもらえてうれしかった。
・(その授業で教えた項目だけではなくて)今まで覚えた言葉を使って、
先生とやり取りしている様子が印象的だった。

未来の日本語教師たちにとって、いい経験になったようでなによりです。
私たちもより緊張感を持って授業に臨め、いい刺激になりました。

さあ、夏休みまであと少し。がんばるぞぉ~!


(E)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
12
好評「Love Letter from Saudi Arabia」シリーズ。
全米が涙したこのシリーズもついに最終章。

主演は…

ガリブさん

もちろんこの人!!
サウジアラビアの至宝、ガリブさん!!

在学中はその親しみやすいキャラクターとゆっくりとした口調で、
学校中に笑いを振りまいてくれました。
ちなみに好きな日本語は「冷えピタクール」。

そんな彼が書いてくれた手紙がこちらです。

ガリブ 手紙②ガリブ 手紙①




拝啓

暑くなりました。お元気でいらっしゃいますか。
日本に来てはじめに仙台に行って二年間ぐらい仙台に住んでいて日本語学校に通いました。
初めの頃は私は日本語や日本の文化など知らなくて大変でした。
そのときは先生たちから様々な基本的なことを教えていただいたおかげで
順調に勉強を進めることができました。
校長先生は母のようにお世話してくださいました。
今は東京で新しい生活をやっていますが、
大震災で帰国して遅く日本に戻ってきましたから
途中で入学して色々な授業が進んでしまっていて変でした。
でも今では頑張って友達もできて大学の生活に慣れてきました。
日本語はもっとうまくなりました。
先生たちのおかげで日本で生活ができるようになりました。
本当に気持を込めて感謝いたします。
先生たちもお元気でお過ごしください。
                            
                                      敬具
六月三十日
                                     ガリブ
仙台国際日本語学校の先生方




忘れっぽく、あらゆる番号をムハイさんに覚えてもらっていたガリブさん。
「これは遺伝です」なんて言っていましたね。
でも、仙台での思い出は覚えていてくれて、感謝します。
きっと「頭のノート」ではなく「心のノート」に残っていたんですね。
ありがとうございます。

また、仙台に遊びに来てください。
あなたの笑顔を私たちは笑顔で迎えます。

これにて「Love Letter from Saudi Arabia」、完。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
11
CM:0

16:24
仙台国際ボランティア日記 7/9
Sendai International Volunteers' Diary

7/8(金)
ボランティア参加希望者を募る。送迎の関係で、教職員を含めて8名までと定員を区切った。
今回のメンバーは、中国人女子2名、メキシコ人男子1名、T先生、I先生、そして私、M。
珍しく女性が多め。花があっていいかもしれない。

明日は、朝早く岩沼ボランティアセンター(以下VC)に到着するために、I先生の送迎付き。
至れり尽くせりだ。

7/9(土)
朝、窓の外を見てがっかり。天気が…、良すぎる……。
雨では本末転倒だが、ボランティアには曇りの方が都合がいい。
天気の神様は、そんな贅沢な望みは聞いてくれなかったらしい。

8:00
今回の参加者を迎えに行きながら、岩沼へ向かう。
メキシコ人男子学生Vさんに、「今日は女性が多いよ!」と伝えると、ガッツポーズしていた。
Vさんは徹夜明けらしく、テンション高め。

9:10
岩沼VC到着。途中車の車外温度計は早くも30度超え。今回の敵は暑さだな。
センター前
受付を済ませ、活動希望者の列に並ぶ。
その間に交代でお手洗いへ。
行けるときに行っておかないと、後で後悔することになる…。

しばらくして20名での活動に参加が決まる。
活動内容は、個人宅の庭の泥だし、藁だし、松の木1本撤去。
ホワイトボードには「重労働」の文字が書かれていた…。

10:10
依頼者宅に到着、大きなお宅だが、20人もいれば大丈夫だろうと思っていた私が甘かった。
まさに「重労働」。
流れてきたらしい松の大木は男性陣の頑張りで早々に撤去されたが、その後の泥だしが難関だった。

もとは芝生だったというお庭に流れ込んだ汚泥の深さはおよそ5センチ。
重油を含んだ泥は粘り気があり、とにかく重い。
程度柔らかくした後スコップですくい取ろうとしても、スコップがほとんど刺さらない。
手でかき集めるようにして、作業を進めた。
暑さで体力が奪われていく。学生たちも顔を真っ赤にして作業している。
熱中症にならないよう注意を呼びかけたが、学生たちは、文句も言わずひたすら泥だしをしていた。

たった2時間の作業(それも途中で休憩をはさみながら)だが、相当厳しい作業だった。
依頼者さんは日陰にブルーシートを敷いて休めるようにしてくださるなど、とにかく気を使ってくださった。
ご自身も作業に参加しながら、地震当日の話を聞かせてくださった。

この地区は、たいていの住人が、仕事や学校、通院で街中に出かけており、
建物の被害の割には、犠牲者が少なかったのだそうだ。
れでも数人のお年寄りがなくなったらしい。依頼者さんも仮設住宅住まいだそうだ。
途中の田んぼや畑に、作物の気配はない。
まだまだ復興への道は長そうだが、汚泥の中から現れたカブトムシの幼虫、
まだ失われてない芝の緑に生命の強さを感じた。

12:15
作業終了。道具を片づけて、バスに乗り込み、VCへ。
長靴の泥を落として本日の活動終了。冷たいタオルと水を受け取り、ひと心地ついた。

VCの廊下でしばしの休息。体がシャッキリしない。みんな猫背…。

猫背

岩沼VCには、なんとマッサージコーナーがあり、疲れた体をほぐしてくれる。
いつもは使わない筋肉を使い、きっと明日(個人差あり)は筋肉痛。一瞬心ひかれたが、
私より年配の方たちが、元気そうにしているので、見栄を張って平気なふりをした。

いただいたお菓子で糖分を補給。栗羊羹を食べるメキシカン。

羊羹

前回徹底的に写真を拒否した権さんは、今回作業前の写真の掲載は許してくれたが、
作業でメークが落ちた後は、やっぱり拒否。

逃げる

逃げ回る権さんとI先生のバトルが繰り広げられた。2人とも元気だな…。

これから暑くなり、活動も厳しいものになるだろう。
しかし、仙台国際日本語学校の学生は、元気いっぱい。
暑さなど吹き飛ばして、活動していきます!

解散

(撮影:権さん)


(M)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
08
7月5日の記事で手紙を持って遊びに来てくれたムハイさん。
実は、自分の手紙のほかに、もう2通、卒業生からの手紙を届けてくれました。
今日はそのうち1通をご紹介します。

差出人は…

スハイルさん

イタリアのスーパーモデル!!
ではなく、サウジアラビアのスハイルさんです。

在学中は休み時間の度に教員室に来ては、色々なことを話してくれました。
彼が卒業してからは、ゆっくり仕事が、いや、寂しい毎日です。
ちなみに好きな漢字は「傘」だそうです。

こちらがその手紙。校長先生に宛てたものです。

スハイル 手紙②スハイル 手紙①




拝啓

最近は毎日蒸し暑いですが、お元気でいらっしゃいますか。

仙台国際日本語学校は楽しかったです。
やっぱりこの学校の先生たちのおかげで日本語をよくなりました。
先月から大学が始まったから新しい生活をしています。

T大学は本当にいいですが、仙台国際日本語学校の先生たちは
私たちに家族のように接してくださいました。

東京は仙台に比べてたくさん違うことがあります。
仙台は寒くて住みにくいですが、東京は暑くてエアコンがないと生活できません。

大学で色んな科目を勉強したり、
たくさんレポートを書いたりしています。
大変なことは日本語と漢字です。

地震の後おめにかかっていませんが、その後仙台はどうなりましたか。
確かに事務所は静かになったそうですね!
先生たちにおあいしたいです。

またみんなに手紙を書きます。

おからだにお気をつけ下さい。

仙台国際日本語学校の先生方によろしくお伝えください。

                                  敬具
二千十一年六月三十日
                         スハイル・カルカタウィ

佐々木先生




ありがとうございました。
仙台はその後少しずつではありますが、地震以前の状態に戻ってきています。
大学での生活が落ち着いたら、遊びに来てください。

きっと校長先生のハグとキスが待っていますよ❤


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
2011.07
07
7月7日、今日は七夕(たなばた)―――。
願いが叶う素敵な日―――。

ということで、今年も学生たちに願い事を書いてもらうことにしました!!

朝一番、昨日「竹取班」が切ってきた竹をセッテイング。
青々とした立派な竹です。
学校がある7階まで運ぶのは大変でした。

ビフォ―

準備が整い、短冊作り!の前に、
「七夕」についてのビデオを見せ説明し、願い事には欠かせない「~ように」を導入しました。
日本文化×日本語文法!

作成中

いよいよ短冊に願いを書きこみます。
友達と相談してにやにや書く学生もいれば、黙々と書く学生も。

堅実

「日本語能力試験N2合格」
なかなか堅実です。

世界規模

願いもワールドワイド!

無茶

・・・・・。

謙虚

やっぱりこれが一番かな。

切実

個人的には悲壮感漂うこの作品が好きです。

参戦

同じ階で勉強している東日本航空専門学校の学生も!
「就職できますように」「気になるあの子と結婚」など思い思いの願いごとを書いていました。

匠

朝は寂しかった竹も、匠たちの手によって、
折り鶴などの飾りも加えられ、

アフター

なんということでしょう!
お昼を過ぎた頃には、どこに出しても恥ずかしくない七夕飾りに変身!

みんなの願いが叶いますように―――。


(セ)


にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ