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仙台国際日記

仙台国際日本語学校の日々をお伝えします。

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SENDAI INTERNATIONAL SCHOOL OF JAPANESE

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2018.05
29
「大」をテーマに、今年の3月に開催した校内日本語弁論大会。
前半の部についてはすでにまとめましたので、ここからは後半の部に移ります。
4人の学生のスピーチを、当日の発表順にご紹介していきますね。



⑤「大安」
REGMI BIMAL(4クラス ネパール 2016年10月入学)

タイトルの「大安」は「結婚式は大安の日がいい」のように使われる六曜の一つ。
この言葉と関連付けて、いわゆる迷信や占いに対する自国の人々の考え方、
また自身の捉え方を、見聞きしたエピソードを交えて話してくれました。
ビマルさんは、サプライズ招集ならぬサプライズ選出だったので、若干準備不足であり、
日本語の面でも力不足感は否めませんが、面白い切り口のスピーチでした。



「日本へ来て大変だったこと」
THAPA BIMALA(5クラス ネパール 2016年10月入学)

クラス予選の段階でも、「大変」という言葉を使って自身の苦労話や失敗談を、
弁論と言うよりは単なる思い出話として回想的に語った学生が少なくなかったのですが、
ビマラさんのスピーチはそれだけでは終わらずに、それを手がかりにして
彼女なりの考察が加えられており、立派な「弁論」として成立していると思います。
来日直後に感じた母国と日本の相違点だけでなく、違うことを期待して来たのに、
そんなに大差がなかった、という、がっかりした共通点にも触れられています。



「日本語がどのぐらいわかりますか…」
ISLAM ARIFUL(1クラス バングラデシュ 2016年4月入学)

彼のスピーチは「外国人と関係がある日本人」に向けられたものです。
「関係がある」といっても、そういう職に就いているとか、国際結婚をしたとかいった意味ではなく、
外国人と話したことがある、とか、その可能性がある、といったもっと軽い意味でのことなので、
ほとんどすべての日本人が対象になるかと思います。

タイトルだけ見れば、テーマである「大」とはどう関連があるんだと思われるでしょう。
ここではその答えを伏せておきますが、これはきちんと結びつくのであります。
前校長先生も絶賛したイスラムさんのスピーチ、必見です。



「大人になりました」
TRAN THI LAN(1クラス ベトナム 2017年4月入学)

「なりました」というだけあり、落ち着いた話しぶりで最後を飾ってくれたのはランさん。
日本へ来て、よくも悪くも様々なことを経験し、そのおかげで成長することができた、
と簡単にまとめるとなるのですが、そういう捉え方ができる彼女は強いなぁと感じます。
まだ20代前半なのに、三十路街道を歩き始めた私なんかより、よっぽど大人です。
トリに相応しい、とてもいいスピーチでした。

前半の部と合わせ、これで全8人の学生のスピーチが終了。
審査員の先生方が別室で審査をする間、会場では3組による余興が行われました。

タイトルなしのコラージュ (2)

写真左上
当時2クラスだった中国のZンさんと、S藤先生と、二人のクラリネットのお師匠さんとの演奏。
曲目は忘れてしまいましたが、Zンさん、何と発表曲の編曲も手掛けたんだとか。何者?

写真右上
3クラス、ベトナムのBットさんがレミオロメンの「3月9日」を歌ってくれました。
結婚式や卒業式でよく歌われるようですが、当日が「3月9日」だったため、選曲したそうです。
何とも気持ちよさそうでした。

写真左下
当時10クラス、インドネシアのFィルダさんによるダンスの披露。
かなりインパクトのあるファッションで登場したのですが、踊りそのものは控えめでした。

写真右下
余興を鑑賞中の客席。
スピーチを聴いているときとは、また違う意味でいい雰囲気でした。

1_2018052916121270f.jpg

余興終了後、表彰式。
最優秀賞は前半の部にでご紹介したサントスさん(ネパール)、おめでとうございます!
賞は、最優秀賞のほかに優秀賞、校長賞、特別賞、奨励賞と全部で5種類あり、
発表者にはもれなく何れかの賞を贈るのですが、長くなるので(本当は記憶が曖昧なので)、
最優秀賞以外の受賞者の発表は割愛させていただきます、悪しからず。

最後に会の締めくくりとして、当時の校長S々木先生が一言いただきました。
その中で、私が最も印象的だった言葉を、ここに書き記しておきたいと思います。
「この会が、これからもずっと、ずっと、続いていきますように」

来年はどんな会になるのでしょう。今から楽しみです。
(※この日の写真はこちらから)


(セ)


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2018.05
29
当校では毎年度末に、学習段階が中級以上の学生たちに対してスピーチの授業を行っています。
そのわけは、スピーチが様々な言語の技能を必要とする、「学習の総まとめ」であるからです。

また、学習の成果である日本語に乗せた、一人一人の想いを、学外の方々にも知っていただこうと、
クラス予選を勝ち抜いた精鋭たちによる校内弁論大会を、一般公開という形で開催しています。
今年は以前お知らせした通り3月9日に開催し、例年以上の大変な盛り上がりを見せました。

2_20180529161028707.jpg
〈当日の会場の様子。200人を超える観客〉

この晴れの日を迎えるまで、弁士の学生はもちろん、我々教職員も努力の上にも努力をし、
準備の上に準備を重ねて参りましたので、この成果を最大限多くの方々にお届けしたい!
ということで、当日の動画をYouTubeで公開、それを今回まとめましたので是非ともご覧ください!

おっと言い忘れていましたが、当校の弁論大会は、例年漢字1字をそのテーマにしています。
今年のテーマは「大」、タイトルや内容にその意が様々な形で取り入れられています。
では、3月9日の大会当日の発表順にご紹介していきます。



①「大変なこと」
 MAHARJAN PRAJAN(2クラス ネパール 2016年10月入学)

トップバッターはネパールのプラジャンさん。
普段は大人しい性格なのですが、実はかなりの目立ちたがり屋。
動画をご覧いただくまでもなく、その表情から嬉しさが伝わってくるかと思います。
来日初日の東京での大変だった出来事を、懐かしそうに遠くを見る目で語っています。
開始から約3分は長い前置き、本論はその後の約3分です。



②「『大丈夫』-安心することができるポジティブな言葉-」
 TRAN NGOC THU HIEN(1クラス ベトナム 2016年10月入学)

ヒェンさんは今回発表した学生の中で唯一、画像を用いてスピーチを行いました。
実は昨年も本選で発表しているヒェンさん、2回目の今年は余裕綽々かと思いきや、
かなり緊張しており、話の中で最も大事なところを言い間違えてしまったのです!
それは動画0:46あたりの「一番好きな言葉は『大好き』です」という一文。
正しくは、タイトルにもあるように「一番好きな言葉は『大丈夫』です」
本番は一発勝負で動画は修正できないため、この場を借りて、
また本人に代わって指導した私が訂正いたします。



③「大切なことば」
 BADAL SANTOSH(3クラス ネパール 2016年10月入学)

その話しぶりから、どこかの国の統治者のような雰囲気を醸し出すサントスさん。
熱が入り過ぎ、持ち時間の2倍を超える長尺でしたが不思議と「長いな」とは感じません。
「ア・サントス」、「ラーメンのような漢字」などユーモアを散りばめながらも本線を逸せず、
聴衆に問いかけ、訴えかけるような話術がそうさせるのかもしれません。
時間超過の減点を補って余りある、素晴らしいスピーチでした。



④「大きい目標」
 KAEWJING JIDAPA(3クラス タイ 2018年1月入学)

前半最後の弁士はジダパーさん(通称はプレウさん、タイの人はニックネームがあります)。
当時は入学してわずか2カ月ほどでしたが、来日前から磨きをかけた日本語で、
タイの日系企業で通訳として働いていた時の経験を交え、話してくれました。
さて、そんな彼女の「大きい目標」とは?衣装にもご注目ください。

ここまでで8人中4人の発表が終了。
後半の模様は、また改めてまとめ、ご紹介いたします。
乞うご期待!


(セ)


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2018.05
01
制作期間   1年(構想期間を含む)

出  演   2017年度1クラスの学生たち、前K長先生、E藤先生

脚  本   E藤先生

監  督   E藤先生

撮  影   E藤先生

編  集   E藤先生

当校のYouTubeチャンネルの通算99本目となる動画、創作ドラマ『春が来るまで』を公開しました。



これは昨年度末に、当時の1クラスのiタイムを使って制作した、当校オリジナルのドラマです。
出演する学生たちは当然ながら皆外国籍ですが、全編を通して日本語で演じています。

あらすじは…

 卒業式の前日、日本語学校のあるクラスでは、明日の卒業式について盛り上がっている。
 時は流れ、その5年後。同窓会でクラスメートたちが集まるが、日本経済は不景気のどん底。
 就職活動に絶望したSをなんとかみんなで救おうと…。

という、何だか暗い内容ですが、鑑賞後は明るい気持ちになれることをお約束いたします。
聞き取りにくい発音もあるかもしれませんが、そこが「味」であると捉えていただけると幸い。
「いやいや、全然わからない」という方は↓の写真の赤丸で囲った「字幕」をクリックしてご覧ください。

無題

以前の記事で演劇やドラマ作りの「ねらい」や「効果」について述べ…いや、はぐらかしましたが、
制作中、また完成後の学生たちの様子を見ていると、日本語能力を向上させる以外の何かがある
と感じずにはいられませんでした。

国籍や年齢など、ほとんどのことがバラバラなのに、クラスが一つになる、というのでしょうか、
進路もバラバラなのに、本当にいつか同窓会が行われるのではないかという気配さえありました。

E藤先生と学生たちの汗と涙と、その他諸々の結晶、是非ご覧になってみてください。

(※サングラスをかけ、その筋の人の役を演じている学生は、そういった方々とは真逆の性格、
  被り物&俗にいうオネエ言葉の学生は、そういった気はないことを、最後に申し添えておきます)


(セ)


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