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仙台国際日記

仙台国際日本語学校の日々をお伝えします。

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仙台国際日本語学校
SENDAI INTERNATIONAL SCHOOL OF JAPANESE

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2019.02
27
「今週」ではなく、「先週」でさえなく、正しくは「先月」のiタイムから。

この日、1月18日は冬休みが明けて2週目の金曜日。
ちょうどこの1週前には各クラスで書き初めを行い、今年の目標を書いてもらいました。
そういった流れもあり、この日はその続きと位置付けて「目標達成シート」を使ってみました。

ご存知の方も多いと思いますが、この「シート」はあの大谷選手も高校時代に書いていたもの。
真ん中のマスに大目標を、その大目標を実現するための下位の目標・要素をその周りに8つ、
その8つの下位目標に到達するための具体的な行動を、さらにその周りに8つずつ書くのです。

…文字だけで説明するとわかりにくいでしょうから、下の写真をご覧ください。
(クリック/タップすれば少し大きくなります、たぶん)

IMG_2419.jpg

この学生は中央に「JLPTのN2」(に合格したい)という大目標を設定。
その周りにその目標達成のための要素、「漢字」「単語」「読解」といった言葉を並べています。
さらにその「漢字」という要素の周囲には「1日ひとつ覚える」「本を読む」「書く」とあります。
こういう具合に大目標への道を可視化し、自らを言い訳できない状況に追い込むわけです。

学生たちへの導入では、このシートの意義を伝えるべく、やはり大谷選手の力を借りました。
手順を振り返ってみると、

 ①現在の大谷選手について説明(昨季MLB新人王、二刀流など)
 ②日本ハム時代の大谷選手について説明(投打での成績、2016年の日本一への貢献など)
 ③花巻東高校時代の大谷選手について説明(高校生で160km/h計測、ドラフト1位など)
 ④大谷選手が高校1年時に書いた「目標達成シート」について説明(書き方、ねらいなど)

となっていました。
今思えば②と③は不要な気もします。
野球の関することになると、つい熱が入ってしまう悪癖が露呈しています…(反省)。

しかしながら学生たちには、その過剰な熱意が功を奏したのか意図は伝わった様子。
ただ野球に関しては予備知識がない学生がほとんどだったので、その場の思いつきで、
「高校時代に160km/hっていうのは、勉強初めて1か月でN1合格と同じ!」と例えると、
やっと大谷選手の凄さを理解してもらえました。

「すごい人もやっていた→やったら自分もすごくなるかも」という図式ができれば準備OK。
残りの約1時間は、ひたすら学生たちがシートに書き込む時間にあてることができました。

IMG_2414.jpg

上の写真の学生は、就きたい職業を真ん中に据え、その他のマスを懸命に埋めていました。
書き込む内容は違っていても、他の学生も概ね同じような様子で、ときどきうなりながら、
また中空を仰いだりしながら、このシートとがっぷり四つで格闘していました。

授業前は半分以上の学生は完成させられるのではないかと予想していたのですが、
全てのマスを埋めることができた学生はゼロ、大方が7~8割で終わってしまいました。
原因としては、この活動自体が自分をよく見つめなければならず時間がかかるということ。
また上の②③の時間の無駄、それから何より「日本語で書くこと」にあるように思えます。
「日本語の授業の一環だし、あとで発表もしてもらい共有もしたいし…」などと考え、
「日本語で書く」という縛りを設けましたが、そうではなくても、つまり母語で書いても、
学生たちは何かを得るのではないかと、一度授業をやってみて思いました。
それほどの強大な力と可能性が、このシートには潜んでいるような気がしてなりません。

事実、その考えを証明するかのように、5人の学生が授業後に私を呼び止め、
「新しい紙をください、後で書きたいです」と言い、新しいシートを持っていたのです。
実際にその後、その学生たちが書き込んだかまでは把握していませんが、
こんなことはこれまでになかったことなので、正直驚きました。

またいつか授業で使ってみたいと考えているのですが、そのためには私自身が、
このシートを効果的に使うという目標を達成するためにシートを書く必要がありそうです。

最後に、この「目標達成シート」は書き込んだ後、
①見えるところに張る/置く、②期日・締め切りを設ける、ことが重要だそうです。

2019年はまだ2月目ですし、4月からは年度も改まり、5月には元号も変わります。
皆様もどこかのタイミングでこのシートに向き合ってみられてはいかがでしょうか。
(「目標達成シート」と検索すると、テンプレートなどがすぐ見つかりますよ)

(セ)


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2019.02
20
昨年12月2日(日)に行われた日本語能力試験、通称JLPT。
当校からもたくさんの学生が受験し、その結果が先日発表されました。
5つある受験級のうちの上3つにあたるN1~N3のいずれのレベルでも、
一昨年の同時期を上回る数の学生が合格!以下、写真とともにご紹介します。

IMG_2490.jpg

N1合格は1クラスのZンさん(中国)!
一昨年の試験では何人かがこの最も難しいレベルに挑んだものの、皆涙を飲みました。
それだけに私たちからすれば喜びもひとしお。
本当におめでとうございます!

N2には13人が合格しました!
人数が多いので4人の写真を1枚にまとめて。

①

左上:Kクさん(1クラス、中国)、
右上:Nムさん(2クラス、ベトナム)、
左下:Tイさん(2クラス、ベトナム)、
右下:Pラビンさん(3クラス、ネパール)、

②

左上:Aダハムさん(1クラス、日本)
右上:Sビンさん(1クラス、ネパール)
左下:Mイさん(1クラス、ベトナム)
右下:Cンさん(4クラス、中国)

③

左上:Hエンさん(1クラス、ベトナム)
右上:A-レさん(2クラス、ネパール)
左下:S木さん(2クラス、日本)、
右下:Lンさん(1クラス、台湾)です。

特筆したいのは非漢字圏であるネパール出身の学生と、
かつては漢字が使用されていたことから漢字文化圏とは呼ばれるものの、
現在ではほとんどその姿形を見ることができないベトナム出身の学生の顔があること。
彼/彼女らが、1年そこそこしかない日本語学校の在学期間中に、
漢字の含有率がぐんと増えるN2以上の級に合格することは本当に難しいのですが、
普段の弛まぬ努力の甲斐あって、見事吉報が届きました。
(写真はありませんが、1クラス、フィリピンのUニスさんも合格しました)

そしてN3には何と、22人が合格!
こちらもまとめてご紹介しますね。

④

左上:Hアさん(7クラス、ベトナム)、
右上:Gルマナさん(7クラス、イタリア)、
左下:Cオンさん(7クラス、ベトナム)、
右下:Iルマさん(7クラス、インドネシア)、

⑤

左上:Vンさん(6クラス、ベトナム)、
右上:Bザヤさん(3クラス、ネパール)、
左下:Hンさん(2クラス、ベトナム)、
右下:Hンさん(3クラス、ベトナム)、

⑥

左上:Sオンさん(2クラス、ベトナム)、
右上:Bピンさん(3クラス、ネパール)、
左下:Cンさん(2クラス、ベトナム)、
右下:Rタさん(4クラス、ネパール)、

⑦

左上:Sマンさん(4クラス、ネパール)、
右上:Nックさん(1クラス、ベトナム)、
左下:Tュンさん(3クラス、ベトナム)、
右下:Kスムさん(3クラス、ネパール)、

⑧

左上:Nンさん(1クラス、ベトナム)、
左下:Lオンさん(2クラス、ベトナム)、
右上:Rメスさん(2クラス、ネパール)、
右中:Dイさん(3クラス、ベトナム)、
右下:Hエンさん(2クラス、ベトナム)。
(写真はありませんが、すでに台湾に帰国した元3クラスのLンさんも合格です)

こちらも非漢字圏・ベトナム出身者がほとんどです。
中でも1枚目の写真の7クラスの4人は昨年4月に入学したばかりの学生たち。
つまり、来日から僅か8カ月後にはもう合格してしまったのです。
しかもN3は、授業ではまだ学び終えていないのに、ですよ。
あと約1年の在籍期間でどこまで伸びるでしょうか。
期待を通り越して末恐ろしくさえあります。

以上、計36人の合格者でした。
読者の皆様からも、ぜひ拍手を(心の中ででも)贈ってあげてください!


(セ)


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2019.02
06
毎年3月に公開イベントとして行っている、当校の学生たちによる日本語弁論大会。
今年は諸事情により、例年より少し早く2月28日(木)に開催することになりました。

当校の弁論大会では毎年漢字一字をそのテーマにしているのですが、今年は「楽」です。
この単漢字から導かれる様々な言葉を鍵として、学生たちが経験や想いを熱く語ります。

タイトルなしのコラージュ (3)

(※上の写真は昨年度のものです。昨年度の大会の模様はこちらこちらから!)

現在、来週から始まるクラス予選に向けて、各クラスで最後の修正や練習を行っております。
当日は、その厳しい予選を勝ち抜いた精鋭が弁士としてステージに上がります。

時間は10:00~12:30(予定)、もちろん入場無料です。
スピーチの他、途中、各国の歌やダンスなどの余興もございます。
学生のご家族やご友人、お知り合いはもちろんのこと、卒業生や一般の方のご来場も大歓迎。
学生たちの日本語学習の総まとめ、また多様な価値観に触れる機会にもなるかと思います。
ぜひ多くの方々にご覧いただきたいと、学校関係者一同考えております。

会場へのアクセスは↓から
http://www.sjls.ac.jp/jpn/access/access.html
(※駐車スペースに限りがございますので、お車でのご来場はご遠慮ください)


(セ)


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