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2014.10
01
「今日は皆さんに小説家になってもらいます!」
そんな言葉から始めた今週のiタイムでは、「リレー小説」というのをやってみました。

②

今回のクラスは12人だったので、4人のグループを3つ作りました。
そして各グループに、1枚に4つの欄がある紙×4を渡し、「おもしろい」「悲しい」「怖い」「愛」の4つのテーマで書くように指示。
1人で書くのではなく、リレー形式で書いていくので、

 「おもしろい」 ・・・ Aさん(起) → Bさん(承) → Cさん(転) → Dさん(結)
 「怖い」 ・・・ Bさん(起) → Cさん(承) → Dさん(転) → Aさん(結)
 「悲しい」 ・・・ Cさん(起) → Dさん(承) → Aさん(転) → Bさん(結)
 「愛」 ・・・ Dさん(起) → Aさん(承) → Bさん(転) → Cさん(結)

という順番になります。
こうすると、必然的にグループの全員が全てのテーマについて、また起承転結のそれぞれを担当することになります。

注意事項としては以下の3つを事前に挙げておきました。
 ①文体を統一すること(=「起」担当の人が普通体で始めたらずっと普通体、丁寧体で始めたらずっと丁寧体)
 ②「結」以外を書く場合は、次の人が書きやすいところで終わること(=全部説明しない)
 ③自分の前の欄を書いた人に質問をしてもいいが、相談をしてはいけないこと

①

時間は1回あたり10分としました(ちょっと短かったかもしれません)。
つまり、最初の10分で全員が「起」部分を書き、紙を回した後次の10分で全員が「承」の部分を書き・・・という具合です。
約40分で、各グループ4つの小説ができあがりました。

IMG_5489.jpg

書いた後は、グループ内の4つの作品から最も優れた作品を選出させ、全員の前で発表。
各グループの№1作品の中から、今度はクラスの№1作品をみんなで決めました。
そして見事最優秀作品に選ばれたのが、Cグループ(↑の写真)の『バカのアイディア』です。
ご一読ください。


  『バカのアイディア』(テーマ:「愛」)

  その人とはじめて会ったのは、冷蔵庫の中でした。
  その時私は、真っ白のもちを好きになりました。
  でも私は氷です。
  人はもちと氷を一緒に食べられません。
  私たちの愛は最初から悲しいことになると決まっていました。

  ある日、私の愛しているもちを見ながら、いいアイディアを思いつきました。
  そう、それは素晴らしいアイディアでした。
  私はもちじゃない、でももちになれば私たちはすてきな愛ができるようになる。

  私のいいアイディアを、もちにも相談しました。
  でも、もちはそのアイディアをいいと思いませんでした。

  もし私ももちになれば、もちと幸せな生活ができるかもしれませんが、そのアイディアは本当にバカでした。
  私は氷です。
  絶対もちになるわけがありません。
  それで私はさびしくなりましたが、毎日私ともちは話して、一緒に遊んで、とても幸せでした。
  ですが、その日、起きた時もちがいませんでした。
  もちは食べられたそうです。
  私はびっくりして、死ぬほどかなしかったです。
  そして私はそれを聞いて、水になりました(死にました)。


みんなで作品を作りあげる楽しさ、予想通りにならない面白さ、そしてグループの連帯感。
日本語で小説を書くことを通して、そんなことを感じられた今週のiタイムでした。


(セ)


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