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2015.01
05
12/6(日)、NPO法人ICAS(アイカス)主催の多読研修会がありました。
ICASは、仙台市に住む外国人のために日本語講座などを開いている団体です。
そこで当校の教師2名が講師を務めました。

参加者は約20名でした。
まずはE先生の講演から。

IMG_6009.jpg

当校で読解の授業をしていてもなかなか成績がよくならないことから、
多読をすることで読解力向上が期待できないかと考えたこと。
多読の定義、多読の評価法、多読用の本の特徴、多読の4つのルール、
多読における支援者(日本語教師)の役割について話しました。

多読の概要がわかったところで、ワークショップを行いました。
4、5名のグループで、15冊程度の絵本や漫画をレベル分けする活動と、
その中から多読にいいと思うものをグループごとに2冊選び、選んだ理由を発表するという活動でした。

IMG_6013.jpg

参加者の皆さんは、それぞれ自分たちの基準でさまざまなタイプの本を選んでいました。
オノマトペが出てくる本、「となりのトトロ」、写真だけの本・・・

選んだ理由として挙がったのは、
・有名な映画を本にしたものなので、母語で映画を見ていて内容を知っている学習者が多く、
 日本語がすべてわからなくても読める。
・文字がない写真だけの本なので、
 文字がある本を読んでいて日本語がわからなくても写真や絵を見て理解することの練習になる。
・易しい日本語で書かれているが、ちゃんと話のオチもあっておもしろい。
・日本の季節感や行事を知ることができる。
・同じ言葉が繰り返し出てくるので理解しやすい。
・日常生活の話なのでわかりやすい。

などでした。

ここで用いた本はすべて実際に多読に使っている本でした。
ですから、どの本を選んでもよかったわけです。
本を選ぶうえで大切なことは、目の前の学習者に合わせること。
レベルや興味を把握しておいて、それにどんな本が適当かを考えることです。
あとは、支援者自身が読んでおもしろいと思ったものを勧めてみるのもいい方法です。

最後はS先生から、当校の多読実践報告。

IMG_6018.jpg

2012年6月に初めて多読の活動を行ってから、本の数、活動の回数を増やしてきたこと。
現在の図書室の様子
学生が毎回の多読後に書いている感想や、
発展的な活動として、帯作り、ビブリオバトル、学生との本の共作を行っていることなども紹介しました。

最後の最後に当校で作成した多読向けの本、
にほんごでよむ 仙台・宮城vol.1
にほんごでよむ 仙台・宮城vol.2」を紹介し、終了しました。
これを読む学生・学習者が実際に住んでいる仙台・宮城を題材にしている、というところによい反応をいただきました。

終了後のアンケートより、以下のような感想(一部)をいただきました。

・教室外の学習活動やビブリオバトルなどの発展的な活動につながるところがいい。
・多読の授業の進め方を具体的に知ることができた。
・ワークショップが本選びの参考になりました。
・目からうろこだった。今までは押しつけの教え方をしていたかもしれない。
・・・・・・

皆さん多読に興味をもっていただけたようです。

詳細は未定ですが、今年5月ごろに仙台で日本語多読のセミナーを行う予定です。

東北地方で日本語多読を行っているところはまだあまりないようですが、これから増えていくといいと思います。
また当校でも、これからも多読の活動の質を向上させていきたいと思います。


(な)


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