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2016.01
18
昨年12月7日から18日までの2週間、盛岡大学の5人の学生さんが当校で教育実習を行いました。

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彼女たちはいずれも、日本語教員養成課程で日本語教育を学ぶ3年生。
この実習の数週間前に行った交流会にも参加してくれました。
中には2014年の交流会にも、つまり大学2年生のときから2年続けて参加してくれていた学生さんもいます。
それだけに日本語教育に対する意識は高く、当校についてもある程度の予備知識を持った上での実習開始となりました。

しかし、一学生として輪に加わった交流会とは違い、実習では先生として、ものを教える立場になるわけです。
大学で指導項目の予習や模擬授業をしてきたとはいえ、「現場」である教室は、それとは勝手が違います。

流れとして、①「教案のチェック」をし、②「担当教師の前での模擬授業」をさせてから、③「教室での授業」に臨ませたのですが、
実習前半は指導範囲の理解が不十分で、自分の発話や教材を上手く使えず、教師から学生への一方通行……。

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当然④「授業後の反省会」では、担当教師の口から厳しい指摘が乱れ飛びます。
こちらの熱が入り過ぎたからか、自分の不甲斐なさを痛感したからか、実習生の目から涙が落ちることもありました。

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日に日に控室は雑然としていき、実習生の顔からは余裕の色が消えていきました。
授業の他にも日誌の記入、宿題の添削や小テストの採点、期間中唯一の週末にも宿題を課したのですから無理はありません。
聞くと、宿泊先の旅館でも夜遅くまで勉強・課題・準備をしていて、実習中の平均睡眠時間は3時間ほどだったそうです。

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しかし、その努力の甲斐あって、徐々にではありますが授業は改善していきました。
授業時間外での学生たちと触れ合いの中からも、何か得るものがあったようです。
指摘した点は一人一人微妙に違うのですが、皆「授業は教師一人で作るのではない」と気付けたことが大きかったのでしょう。

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最終日のiタイム(90分)は、実習生に企画・準備・実践をほぼ任せることにしていました。
実習当初は正直心配でしたし、見学している最中にも色々と口を出したくなったのですが、
「日本語を教えなきゃ」という固定観念から「日本語を楽しく使わせよう」という方向へ発想を変えたことが功を奏したようで、
クラスの学生たちにも実習生たちにも笑顔が見られ、お互いにいい時間になったように思います。

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実習のまとめとして行った最終ミーティングでは、「恩送り」という言葉が鍵になりました。
「私たちも諸先輩方にここまで育ててもらった恩があり、その恩を今回、大変だったけど皆さんに送った」
E先生のこの言葉のほか、K長先生からの「何事も経験が大切」をはじめとする数々の人生訓も彼女たちの心に響いたようです。

年が明けて、大学へ戻った元実習生たちから学校へ届いた感謝の手紙には、
「日本語教育についてだけではなく、この実習を通して仕事や人生についても考えが深まった」
それぞれ表現は違いますが、このような主旨のことが書いてありました。

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今回実習を行った5人のうち4人は、これからカナダでの教育実習が控えているとのこと。
当校での経験がきっとその実習にも、今後の勉強にも役に立つことでしょう。

最後に、今回の経験を私たちからの恩と感じたのであれば、いつかどこかでだれかに、その恩を送ってほしいと思います。
それが終わってからでなければ、本当の意味での実習終了とは言えないのです。
格好いいことを言いましたが、もちろん、私たちに直接返してくれても全く問題はありません。
ということで、2週間お疲れ様でした。


(セ)


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