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仙台国際日記

仙台国際日本語学校の日々をお伝えします。

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2016.03
31
3月10日に行った「日本語弁論大会2016 ~変~」
前半に続き、後半の模様をご紹介します。



まずは1クラス、ネパールのロビンさんのスピーチ「変わる」をどうぞ。
校長先生の授業で聞いたある言葉によって、自身の考えに変化が生じたことを流暢な日本語で話してくれました。
想いが日本語を通して学生たちに伝わる…。日本語教師冥利に尽きます。
校長先生はこの晩、喜びのあまり彼のスピーチを夢の中でも聞いたとか聞かなかったとか。



ロシアのユリアさん(1クラス)は「人生に起きる変化の大切さ」と題して意見を述べてくれました。
ご覧のように、ステージにある大型スクリーンに写真を投影しての発表。
この形式は昨年の夏に彼女も参加した「SenTIA たのしく日本語トーク!」からヒントを得たものです。
当校の弁論大会では初の試みでしたが、説得力が増し、弁を進めるのに非常に効果的だと感じました。
もちろん内容も素晴らしいので、ぜひ一度ご覧ください。



次も1クラスの学生によるスピーチです。
ネパールのプラカスさんで、「本当に変わるのはいいのか?」
他の弁士と一味違う、変化することの是非を問う深い内容に私たちも考えさせられました。
だんだんプラカスさんが哲学者のように見えてきます。
最後に彼自身が葛藤の中で辿り着いた結論とは?必見です。



最後は2クラス、中国の木村雪鈺さんで「私のライバル」
家でのお母さんとのやり取りを、落語家のように一人二役で話してくれました。
「話し方・表現」という観点では、今回の発表者の中でも一二を争う出来だったのではないでしょうか。

全員の発表が終わり、審査員の先生方が各賞の選考を行っている間、余興として2組がステージに上がりました。

FotorCreated1_2016040410491180f.jpg

10クラスのKュウさんはマイケル・ジャクソンの曲に合わせてダンスを披露。
写真ではそのキレが伝わらないのが残念です。

IMG_9176.jpg

6クラスの学生たちは、授業で練習してきた槇原敬之の「遠く 遠く」をN見先生の伴奏で合唱しました。
カラオケでこの曲を十八番としている(?)I江先生とW邊先生も飛び入りで参加。
歌詞を単なる音としてではなく言葉として理解して歌っていたためか、心に響くものがありました。

IMG_9235.jpg

余興の後、審査委員長のS田先生から、各賞の発表がありました。
受賞者は以下の通りです。
おめでとうございます。

最優秀賞…プラカスさん(1クラス、ネパール)
優秀賞…アズキ―さん(7クラス、インドネシア)、オリビエさん(6クラス、フランス)、
    ロビンさん(1クラス、ネパール)
校長賞…ユリアさん(1クラス、ロシア)
奨励賞…ガナシャムさん(1クラス、ネパール)、ファビオラさん(5クラス、チリ)、
    ペックワンさん(7クラス、シンガポール)、木村さん(2クラス、中国)

FotorCreated_20160404104909c33.jpg

最後にとどめの余興その四!
T田先生と愉快な仲間たちによるフラメンコ(T田先生以外は付け焼刃)!
4年前の第1回大会から「今年限りで…」と囁かれていますが、手を変え品を変え、4年連続4回目。
もうここまできたら、できる限り続けていくしかないのかもしれません。

お伝えしてきたように、弁論でも余興でも、学生たちの普段は見えない才能や気持ちや個性が溢れたいい会になりました。
今回参加できなかった初級レベルの学生たちも「来年は私が!」と意気込んでおり、いい刺激になったようです。
ご来場くださった皆様、またご支援くださった皆様、そして最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。


(セ)


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