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2016.09
14
私見ですが、日本語の教科書の多くは大きく以下の5つに分類できるのではないかと思っています。
 
 ①「品詞(動詞、形容詞、助詞…)」や「活用の形(て形、辞書形、た形…)」など文型・構造でまとめたもの
 ②「依頼」、「確認」、「謝罪」などの機能・概念でまとめたもの
 ③「病院で」、「レスランで」、「会社で」などその表現が使用される場面でまとめたもの
 ④「書く」、「読む」、「話す」、「聞く」など技能でまとめたもの
 ⑤上に挙げた①~④の要素を組み合わせたもの

当校の授業のほとんどは教科書をベースに行っているので、その内容も上のいずれかに当てはまるはずです。
一方iタイムは、特定の教科書を使わずに毎回担当の教師が工夫を凝らして行っている授業です。
(興味のある方は左の「検索フォーム」から「iタイム」と検索してみてください)
少し前の話になりますが7月に、そのiタイムで新しい試みをしてみました。
それは感情をテーマにするというものです。
「悲しい」「驚く」「困る」などいくつかあった候補の中から今回は、第1回目に相応しく(?)「笑い」を取り上げました。

授業の最後に「自分が笑った話」をクラスの学生たちに、自分らしく発表することが目的。
その目的に向かって授業前半は、「笑い」の関連語彙(↓)を教師や学生たちの体験談などを交えながら丁寧に説明しました。
今振り返ってみると、この時間で笑いの雰囲気作りもできたのではないかと思います。

 <今回取り上げた「笑い」の関連語彙>
 ・微笑む ・白い歯を見せる ・腹を抱える ・吹き出す ・目を細める
 ・大笑い ・思い出し笑い ・作り笑い ・照れ笑い
 ・くすくす ・げらげら ・にこにこ ・にやにや

後半は発表に向けて内容・構成・表現の準備、そして発表。
言わずもがなたくさん笑わせてもらいましたが、その中から特に秀逸だった2人の話をご紹介します。
まずは2クラス、インドネシアのRズキーさんの話です。

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(写真はイメージです)

 5年ぐらい前、高校2年のとき。
 おもしろい先生がいました。
 おもしろいのは話方とかじゃなくて、せいかくがおもしろいです。
 じゅぎょうちゅうになにかホワイトボードに書いて、間違いがあったら手で消します。
 消したら手がくろくなりました。
 あの先生のせいかくはすこしへんですが、いつもかおをふいています。
 ですから、なにか消したらかおをふきます、消したらまたかおをふきます。
 手がくろいから、先生のかおもくろくなりました。
 くちとはなのあいだにすごくくろくて、まるでひげみたいです。
 わらってはいけないから、わらってしまいました。


次に1クラス、シンガポールのPックワンさんの話。

a0002_003677_m.jpg
(写真はイメージです)

 仙台に引っ越したばかりの時、隣人に自己紹介をしたかったから、
 小さいケーキとカードを持っていってマンショーンに住んでいるの隣人に訪問していた。
 あるドアの前にドアベルを押して、外で待っていた。
 女子の声はドアのスピーカーから出した。
 どもりながら自己紹介をした後、女子は「すみません。忙しいから、てがはなせません。」と言った。
 ドアは開けなかった。
 日本語まだよく分からないの自分は混乱だった。
 「手はどうやって話すことができる」と迷っていた。
 facebookでアップした後、友達が説明したら、意味が分かった。
 あの女子は「手が離せません」と言った。
 自分で照れ笑ってた。


2人とも自分の感情や経験を自分らしく話すことができたのがおわかりになると思います。
ただ私たち教師からすれば、授業前半に指導した語彙をもう少し使ってほしかったところ…。
でも多くの学生たちは習ったばかりの語彙を、若干の間違いはあれ積極的に使っていたことは付け加えておきます。

日本語学習に限らず、特に初期の外国語学習では、感情を自分らしく表現することは優先順位が低くなりがちなようです。
その理由としては、「情報を的確に理解する/伝える」ということに、まずは重点が置かれているからだと思います。
全く異論はありませんが、感情や経験をだれかに伝え共有することは、人と人との関係において非常に重要なものです。
実際授業後クラスの雰囲気がよくなったように感じられましたし、私たちも学生たちの新たな一面を知ることができました。
タイトルとは真逆の硬い文章になってしまいましたが、「笑い」の授業、よかったです。


(セ)


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